2026年7月31日、中国メディアの環球網はシンガポールメディア「CNA」の記事「ロボット犬からAI医師まで、杭州のイノベーションを探る」を引用し、AI技術を通じた浙江省杭州市の発展ぶりについて紹介した。

記事は初めに、杭州西駅のタクシー乗り場が配車アプリの導入により、以前のように混雑することが無くなっただけでなく、車が来るのを空調のきいた休憩室で待てば良くなったほどの変化について紹介し、「この情景はこの都市の縮図だ。

ここではAIはラボを飛び出し、日常生活や仕事のスタイルを変えている。杭州は今や科学技術における中国屈指の中心地の一つだ。人材や投資の実力と政策面のバックアップが結びつき、「杭州六小龍」を含む500社を超えるAI関連企業の成長を推し進めている。さらにこれらの企業がAIによるイノベーションを通じて次のブームを形成しようとしている」と指摘した。

続けて「この都市のAI領域における野心はチャットボットや大型言語モデルだけに収まることはない。医療、物流、製造業、公共サービスなど各領域にAI技術が応用されるなど、新たなケースでの応用シーンが湧き起こっている。大学と企業の緊密な連携こそ、杭州の科学技術エコシステムの明確な特徴だ」と述べた。

ロボット犬からAI医師まで、杭州のイノベーションを探る―中国メディア
杭州西駅の配車アプリ乗り場

次に記事は、杭州のAI領域における発展を支える投資について言及し、「中国ネット通販大手アリババグループの呉泳銘(エディ・ウー)最高経営責任者(CEO)が2015年に設立したベンチャーキャピタル『元璟資本(Vision Plus Capital)』は、新世代の企業群をサポートする投資機構の一つだ。同社によると、杭州はイノベーションを持続できる要素がそろっているという。その中でも第一に既存の企業で経験を積んだ後に起業を希望する人材が中国各地から集まる点だ。彼らが立ち上げた企業が投資を呼び、新たな成功事例を育み、さらなる新世代の起業家を呼び寄せる。杭州のエコシステムには二つの意味がある。

日々発展する同市のスタートアップ・エコシステムと、それを形成する自然の生態系だ」と述べた。

記事は最後に「杭州は中国のニューシリコンバレーと呼ばれつつある。多くの企業や学校、投資機構が集まるだけでなく、高いクオリティの生活へと導かれるからだ。起業家や科学技術関連の人材にとって、この都市は必要なインフラの素早い設置と創造性を刺激する空間という、他では得難いバランスを提供してくれるようだ」と指摘した。(翻訳・編集/原邦之)

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