中国メディアの観察者網は9日、「欧米のZ世代の間で中国の美意識への共感が広がる」とする記事を掲載した。

記事によると、シンガポールメディアのストレーツ・タイムズはこのほど、「60年以上続く中国のミルクキャンディーの包装紙が、思いがけず欧米のSNSで話題となっている。

専門家らによると、その人気は、西洋のデザインの影響を受けていない中国の美意識に対する世界的な関心の高まりを反映している」と伝えた。

ストレーツ・タイムズによると、欧米のSNSで話題となった中国のミルクキャンディーの包装紙とは、1959年の発売以来、中国人に愛されている「大白兎奶糖(ホワイトラビットミルクキャンディー)」の包装紙のこと。主に赤い背景に座った白いウサギが描かれ、青と白のウサギのモチーフで縁取られたこの包装紙を「グラフィックデザインの傑作」とした5日のXへの投稿は、これまでに約600万回の閲覧と26万件の「いいね」を獲得した。このトレンドはTikTokやInstagramといった他のプラットフォームにも広がり、他のビンテージ中国製パッケージへの関心を再燃させている。

デジタルメディアと若者文化を専門とする中国伝媒大学の呉煒華(ウー・ウェイホア)教授は、この包装紙が話題になっていることについて、「欧米のZ世代の中国の美意識への関心の高まりを反映している。人工知能(AI)生成コンテンツが主流の時代において、文化的深みのあるビンテージデザインは人々の感情に訴えかけることができる」と分析する。

このミルクキャンディーは1972年に当時のリチャード・ニクソン米大統領が中国を訪問した際、米国からの訪問者の間で注目された。その包装紙は1983年に中国で全国包装デザイン優秀賞を受賞している。(翻訳・編集/柳川)

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