1日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比6.41ポイント(0.16%)安の3979.89ポイントと反落した。
 投資家の慎重スタンスが強まる流れ。
中東情勢の不透明感が重しだ。米イランの攻撃応酬が1カ月ぶりに再開し、原油や米長期金利が上昇している。ただ、下値は限定的。中国の政策に対する期待感などが支えだ。先週28日に閉幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の第24回会議では、国内経済の成長が鈍化していることを認めたうえで、2026~30年にかけた内需拡大戦略の実施計画を本格的にスタートさせる方針が確認されている。指数はプラス圏で推移する場面もあった。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテクの下げが目立つ。プリント基板(PCB)大手の深セン市景旺電子(603228/SH)が7.5%安、銅張積層板メーカー世界大手の広東生益科技(600183/SH)が5.9%安、半導体材料の有研新材(600206/SH)が5.5%安、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が5.3%安、電子部メーカー大手の環旭電子(601231/SH)が5.0%安、光ファイバーケーブルの長飛光繊光纜(601869/SH)が4.4%安、電子機器メーカーの方正科技集団(600601/SH)が4.1%安で取引を終えた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、半導体製造装置大手の盛美半導体設備(上海)(688082/SH)が5.6%安。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は2.2%安と他の主要指数をアンダーパフォームしている。
 エネルギー株もさえない。エン鉱能源(600188/SH)が4.8%、中国中煤能源(601898/SH)が4.7%、陝西煤業(601225/SH)が3.3%、中曼石油天然気集団(603619/SH)が1.9%、洲際油気(600759/SH)が0.8%ずつ下落した。
素材株、電気設備株なども売られている。
 半面、農業関連株は急伸。甘粛敦煌種子集団(600354/SH)や万向徳農(600371/SH)、新疆賽里木現代農業(600540/SH)がそろって10.0%(ストップ)高、北大荒農業(600598/SH)と江蘇省農墾農業発展(601952/SH)がそろって7.4%高、新疆塔里木農業総合開発(600359/SH)が6.1%高で引けた。政策支援の動きが期待される。全人代常務委員会の第24回会議では、食料の安定供給に向けた農家支援も重点項目として挙げられた。そのほか、金融株、消費株、公益株、自動車株、不動産株、運輸株も買われている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が7.77ポイント(2.62%)安の288.31ポイント、深センB株指数が12.76ポイント(1.12%)高の1157.55ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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