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未知の世界「気功」のヒゲ先生に会いにゆく

地域フリー冊子に「吉見カイロプラクティック」という、カイロプラクティックと気功を複合した治療を行うクリニックの広告記事を見つけた。とにかくその写真に目を奪われることになる。立派にピンと立ったヒゲ面の先生が両手を広げ、ベッド上の患者さんの両足を浮かせている。手は全く触れていない。
「気功」。未知の世界だ。
気功とは大辞林によると「中国古来の健康法の1つ」とある。手を触れずに人を突き飛ばす映像を思い浮かべる方も多いのではないか。そして何よりこの写真のヒゲ先生に会いたい……。で、行って来ました。

東大阪市花園東町にある吉見カイロプラクティック。写真のままのお姿は院長で「吉見式気功術」創始者の吉見猪之助先生(70)。なんと元信金マンで空手8段。ちなみにカイロプラクティックを大辞林で調べると、意外にもアメリカ由来の治療法なのだ。

しかし、先生によれば気功もカイロプラクティックもそして空手も、「気」という観点においては同じだという。背筋が伸びていなければ気功術を極めることは出来ないし、相手の殺気を察知する能力は空手では不可欠という具合。創業35年の吉見カイロプラクティックには現役時代の水戸泉関や大阪プロレスのレスラータイガースマスクも不調時に治療を受け復調したという。また先生は吉見式気功術を広めるために世界中を巡っているし、テレビにも100回以上出演したそうだ。

ちょうど開かれていた気功教室に参加させてもらうことになった。先生が気功初心者の私にまず体験させてくれたのが「通貫気」という技。フォークダンスでも始まるのかと、6人で1列になり前の人の肩に両手をかけていく。やにわに両腕を振り回す先生。先頭の方が後方へ押されると、全員いっせいにずっこける。その様はさながら吉本新喜劇か衣装の統一感からドリフの体操コント(すいません)。

「はっきり言って楽しいから笑いたい。でもふざけてると思われるかも……」と考えるのも束の間、全員大爆笑。やはり生徒の皆さんも面白いのだ。何やら怪しげなイメージを抱いていたが取り越し苦労だった。笑いたい時は笑えば良い。そう気功とは精神の開放なのだ。

お次の技は「代気流」といって、目を閉じたおばちゃんの後で先生が両手を激しく動かす。すると、その動きに合わせておばちゃんがカンフーばりの技で私を攻撃してくる。
「痛い。痛いです、先生〜」周囲またまた爆笑。
「どうですか、大男ばりのパワーでしょう」
「はい。先生、痛いのでこの技はここまでで……。イタタタタ」さらに大爆笑。なんだかうけて満足な自分。

その後、手の平に直接気を送っていただいた技は見た目地味で笑いはなかったが(いらないか)、指先がピリピリした気がした。気だけに……、ここ笑うとこね。

教室終了後、先生自らグレープフルーツを1つずつ丁寧に半分に切り、生ジュースを絞って生徒さんにふるまう。
「終わるといつもこうやってお茶してワイワイするの」
はにかむ笑顔の先生。でも、先生がわざわざグレープフルーツを絞るということは気を入れているのか。
「先生、そのグレープフルーツを絞るのは気功と関係あるんですか」
「いや全然関係ない」
単に先生の優しさゆえの気遣いだった。はっ! やっぱり「気」を使っているのねん。

誰に対しても親切で初対面の私にも本当に良くしてくれたヒゲ先生、また会いにゆきます。(吉田ジョージ)

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