大谷は驚異の防御率0.82を記録している(C)Getty Images

 MLB公式サイトは現地時間5月27日、現時点でのサイ・ヤング賞の模擬投票結果を公表した。これは同サイトの36人の専門家たちが、25日までの成績を基に投票したもの。

1位が5ポイント、2位が4ポイントで、以下順位が下がるごとに1ポイントずつ下がり5位まで投票した。

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 ナショナル・リーグは好投手がそろい、例年以上の激戦となっている。ドジャースの大谷翔平は27日のロッキーズ戦に先発して、6回を無安打1失点、7奪三振5四死球という内容で5勝目を挙げた。防御率は0.82と、0点台を依然としてキープしている。

 この前回登板の結果は反映される前の投票だが、大谷には1位票が3票入り、4位にランクインした。「オオタニが野球界のバケットリスト(死ぬまでにやりたいことリスト)でチェックを入れ損ねている項目が一つある。それがサイ・ヤング賞の獲得だ」と指摘。「ボールが飛ぶようになった1920年以降において、先発投手の開幕8登板目までの防御率としては史上6番目の低さとなっている」とこれまで以上の安定感を強調した。

 大谷らを押さえてトップに選ばれたのは、フィリーズのクリストファー・サンチェス。17票もの1位票を集めた。昨年のサイ・ヤング賞の投票では、受賞したパイレーツのポール・スキーンズに次ぐ2位だった左腕。こちらも模擬投票後のマウンドとなったが、27日にパドレス戦に先発し、連続イニング無失点を「44回2/3」に伸ばした。

1911年のグローバー・アレクサンダーの41イニング連続無失点の球団記録を、115年ぶりに更新した。

「今年はタイトル獲得に向けた序盤の本命として浮上した」と紹介。大谷は規定投球回に到達していないため、サンチェスが両リーグトップの防御率1.47を誇り、6勝2敗。開幕直後につまずいていたチームも復調して本来の力を発揮するようになり、これからも数字を伸ばしていく気配だ。

 2位がタイトルホルダーのスキーンズで、1位票が9票入った。6勝5敗、防御率2.89と昨年のようなパフォーマンスは出せていないが、それでも打者を圧倒する攻撃的な投球スタイルは健在。3位はブルワーズの新星、ジェーコブ・ミジオロウスキーで1位票は7票。今季は先発投手としては驚異的なペースで100マイル(約161キロ)超の速球を連発。ここまで100奪三振、WHIP0.83、被打率.152はいずれもメジャートップに立っている。

 5位がブレーブスのクリス・セールで1位票は入らなかった。その他の選手ではドジャース・山本由伸や、パドレスのクローザー、メイソン・ミラーらにも票が入ったという。

 右肘手術から本格的な投手復帰イヤーとなる大谷は、投打二刀流出場の負担なども考慮され、他の先発投手よりも登板間隔を空けながらの起用が続く。

最長でも7イニングと、試合の中で長いイニングを投げ抜くこともここまでは少ない。時には中4日でも先発していく他球団のライバルに比べると投球イニング数や奪三振数は伸びにくく、そこをどう挽回していくかが初のサイ・ヤング賞獲得への道のりを左右しそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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