そんな悩める男女にとってはちょっと気になる研究が、最近報告された。テキサス大学の経済学者、ダニエル・ハメルメシュ氏がこのたび、著書『なぜ美しい人は成功するのか(Beauty Pays: Why Attractive People Are More Successful)』の中で、「男前、または美人は、そうでない人よりも稼ぎが多い」という衝撃(?)の研究結果を報告した。
この研究では、不特定多数の人間に男性または女性の写真を見せて、その人が魅力的であるかどうかを5段階で評価してもらっている。そして、その評価結果とその人の収入の関係を調べたところ、「男前(美人)」であると評価された人(5段階評価で4か5)は、そうでないと評価された人(5段階評価で1か2)に比べて生涯年収で23万ドル(約1800万円)高い、という事実が明らかになったのだそうだ。
魅力的であるかどうか、ということについて明確な定義はされていないが、ハメルメシュ氏によると「男前、美人であることとほぼ一致する」らしい。面白いのが男女による差で、女性の方が外見には敏感に思えるのだが、実際には外見による生涯年収の違いは女性(12%)よりも男性(17%)の方が顕著だったのだそう。