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萌えるとかそういうのじゃないから!『ウォーキング・デッド』はブレイク前の尖ったゾンビだ

『バクマン。』でもかなり重要な位置づけでゾンビの漫画が出てきたし、USJのハロウィンイベントではゾンビが100体歩いてるし、ハロー・キティと愉快な仲間たちがゾンビになった『ハロー・キティ ゾンビフレンズ』も発表されるし、ほんとうにゾンビがブレイクしてきた。ちょっと腕が無くなってたり、内臓がはみ出しててもご愛嬌。襲われても余裕で逃げられるのんびりした動き。死体だから人権も気にしなくていいし、いざとなったら頭を狙えばやっつけられる。ちょっとしたスリルが楽しめるおマヌケなモンスター。それがゾンビです!

いや何か違う。楽しいゾンビは好きなんだけど、ちょっと物足りない。『ゾンビ映画大マガジン』の巻頭座談会にもあったけど、ゾンビはキャラクターになってしまった。キャラクターって「この人ならこうしそう」というお約束の集まりだから、期待を外すことは許されない。どうせ本気で噛み付いたりしないんでしょ? 平気平気! それが距離を置いているみたいで寂しい。でも1970年代〜80年代、モノクロから色が付き始めた頃の映画のゾンビは違ってた。青白い顔をした病人のように見えて銃で撃っても歩みを止めず、近くに寄ったら迷わず噛み付く。距離を置くことなんて許さない本気のモンスターだった。10月13日に発売された『ウォーキング・デッド』公式サイト)は、そんなブレイク前の尖ったゾンビが見られるアメコミだ。

主人公のリック・グライムズは田舎町の保安官。仕事中に銃で撃たれて昏睡状態になったが、病院で目覚めるとたった一人で放置されていた。院内を探しまわると医者や看護婦の代わりに歩いているのは腐乱死体。何とか逃げきって自宅に戻ったが妻子の姿は無く、最寄りの大都市アトランタに避難していると信じるリック。しかしそこは歩く死者の大群に埋め尽くされていた……。
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