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君塚良一・萩本欽一という2人の師「踊る大捜査線」シリーズ脚本の極意2

君塚良一・萩本欽一という2人の師「踊る大捜査線」シリーズ脚本の極意2
<金沢達也 プロフィール><br />脚本家。萩本企画所属。萩本欽一が主宰する欽ちゃん劇団に入団後、放送作家に転身。様々なバラエティ番組を手がける。その後、舞台などの脚本を手がけ、2009年に日本テレビ「華麗なるスパイ」で連続ドラマデビュー。2010年には『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』に脚本協力として参加。スピンオフ「係長 青島俊作 THE MOBILE 事件は取調室で起きている!」「係長 青島俊作2 事件はまたまた取調室で起きている!」では、単独で脚本を務めている。
踊る大捜査線シリーズ「係長 青島俊作2」の脚本家・金沢達也に聞く、踊るシリーズの作法や脚本の難しさ。
後編では、君塚良一・萩本欽一という2人の師、そしてパジャマ党のことなど、欽ちゃんファミリーについてもお聞きます。(前編はこちらから)


《制約があったほうが書きやすいし、燃えます》
─── 「係長シリーズ」は、このテーマについて書こう、というものははじめからあったんですか?

金沢 「係長 青島俊作 THE-MOBILE」のとき、最初はもっと普通のドラマを書いたんですが、前回は携帯電話の小さな画面で見る、という前提があったので、もっと顔のアップの応酬にしたほうが見やすいしわかりやすいんじゃないかな、と考え直して。それで「取調室の中での物話」というモチーフができあがりました。「係長2」ではNOTTVになり、画質も良くなったので、外の景色を見せながら、ということでもう少し広げた世界にしましたね。そんな風に、媒体のことは意識しました。

─── なるほど。それで今回の「係長2」はロケシーンが増えているんですね。でも、「係長シリーズ」、それとCS放送のフジテレビNEXTの開局記念ドラマとして話題を集めた「ニュース速報は流れた」も、どちらも基本的には「密室もの」ですよね。密室劇が得意なのか、とも思ったのですが

金沢 「ニュース速報は流れた」にしても「係長シリーズ」にしても、制約があるわけですよね。CSなら予算的な問題だったり、「係長」はもともと、ケータイ動画で放映する、というのがそもそもの出発点ですから。でも、そういう制約があったほうが書きやすいし、燃えますよね。それと、元々ミステリーが好きで、「ユージュアル・サスペクツ」とかアガサ・クリスティの推理小説のような、振りが大きくて、全員が犯人なんじゃないか、みたいなものをやってみたくて、「係長シリーズ」ではあえてその逆の“誰も悪くない”というものを目指しました。...続きを読む

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