「トマト色の太陽が 金の魚をひきつれて 西の森に 帰るころ──金の魚ってわかるかい? 俺も意味がわかんない。トマト色の太陽なんだねぇ」
4月22日夜、「水曜どうでしょう」の”藤やん”こと、藤村忠寿ディレクターが絵本の読み聞かせを行うイベント「ヒゲと絵本」が都内で開催された。といっても、読み聞かせる相手は子どもではなく、大人。”オヤジのオヤジによるオヤジのための絵本読み聞かせ”だという。

ワイングラスを片手にガハハと笑い、グイグイ飲む藤村D。ワーワーしゃべり、またグイッとワインを飲む。豪快すぎる読み聞かせイベントが始まった。
なぜ、藤やんが絵本を読み聞かせるのか
登壇者は藤村忠寿ディレクター、絵本「ねむり妖精ウィックル」を手がけたイラストレーターユニット「r2」(下川恵・片山明子)、絵本の主人公である妖精ウィックル。藤やんと絵本、一見するとあまり関係がなさそうな両者を結びつけたのはFacebookだったとか。

藤村 「昨年12月にね、Facebookなるものを始めたんですよ。”水曜どうでしょう”のサイトのシステムがあまりに古くて、会社のパソコンでしか打ち込めないものですから。そしたらね、この下川さんからメッセ−ジが来まして。かなり早い時期でしたね。一番最初の”ご相談”だったかもしれない」