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常子、不謹慎にも敗戦を喜ぶ「とと姉ちゃん」78話

連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)第13週「常子、防空演習にいそしむ」第78話 7月2日(土)放送より。 
脚本:西田征史 演出:岡田健
常子、不謹慎にも敗戦を喜ぶ「とと姉ちゃん」78話
先週の「とと姉ちゃん」から
イラスト/小西りえこ

昭和20年、8月15日。
全156回のほぼ半分過ぎたところで戦争が終了。14週からの戦後編では、世の中の価値観ががらりと変わっていくだろう。その前の最後の1話で、常子(高畑充希)は敗戦を知らせるラジオ放送を聞きながら、笑いだす。
戦争に負けた悲しみと戦争が終わった喜びのふたつが同時に彼女の中に沸いてきて、結果不謹慎だと思いながらも喜びが勝ったのだ。

これでやりいたいことができる! と嬉しくてしょうがない常子と小橋家の人々。実際、ただただ解放された喜びを感じる人たちも多かったに違いない。でも、戦争のことを書いた話では「敗戦」を重く受け止めたものも少なくない。
主人公が背負わない戦争への重たい問題意識を代わりに引き受けたのが、久々登場の鉄郎(向井理)と、花山伊左次(唐沢寿明)。ラジオを聞いて「負けたんだ」と言う向井の横顔と、どこか戦地で立ち尽くす唐沢の顔は短いカットではあるが凄まじい。
向井は朝ドラ「ゲゲゲの女房」では戦争で腕を失った漫画家・水木しげるを演じ、また、主演映画「僕たちは世界を変えることができない。」では地雷が埋まったカンボジアで戦争のおそろしさを目の当たりにした経験をもっている。だからこそ、瞬時に戦争に対する厳しい反応ができるのだろう。

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