◯NHK総合 月~土 朝8時~、再放送 午後0時45分~
◯BSプレミアム 月~土 あさ7時30分~ 再放送 午後11時30分~
◯1週間まとめ放送 土曜9時30分~

第23週あらすじ「なつよ、天陽くんにさよならを」133話(9月2日・月放送 演出・木村隆志 矢部誠人)視聴記録
優は「魔界の番長」がこわい
「さまざままだ進行中のなかで飛び込んできたのが天陽くんの入院」
「おはよう日本関東版」の高瀬耕造アナが天陽くんを心配。「飛び込んできたのが」という言葉の使い方がニュースぽい。アナウンサーのドラマコメントは時々どこかニュースの実況ぽいときがあってそこが面白み。
ともあれ、天陽くんはほんとうに心配。
昭和48年夏、なつが作画監督を手がけた「魔界の番長」がはじまった。でも優(増田光桜)はこわがって見ようとしない。
「ええ……」と言葉もないなつ。最近、なつのセリフに「ええ……」が多い。「まんぷく」のフクちゃんにも多かったが、安藤サクラの発するグリグリ描いた書き文字みたいな「ええー!」とはまったく違うニュアンス。どっちがいい悪いという話でなく、「ええ」ひとつで、その作品の雰囲気ががらりと変わるところが面白み。
なつの職場のデスクには、優の似顔絵が貼ってある。そのタッチと、彼女がいま仕事で描いている「魔界の番長」は全然違う。貼ってある絵がなつの本当に描きたい絵柄なのであろうし、優を大事にしていることもわかる。
ほんとに「働き方改革に逆行してるんじゃないか」と心配になるくらい多くの人たちがご苦労なさったおかげで、こんな素敵な朝ドラを見させてもらっていることに感謝です。
さあ山田家の稼ぎ頭が消えた今 残された家族はどうやって食っていくのか 生ジンギスカンキャラメルでも発明して一儲けできればよいのだが
文中にある安藤サクラの「ええーーっ」は、わろてんかの亀さん(内場勝則)の丸パクリですよ。史実よりも多く刑務所に入れたり、幽霊に問題解決させたり、未だかつて朝ドラであんな楽した脚本家はいないでしょう。