
柚月裕実の「Weekly“J”」#23<4月4日〜4月10日>
Travis Japan
アイドルファン歴25年超の筆者が一週間の出来事からトピックを紹介するこのコーナー。4月4日からの一週間より、印象的なトピックスをご紹介します。【関連記事】「IMPACTors」「インパクターズ」「クリエC」TwitterをにぎわしたジャニーズJr.の正体
今週ピックアップするのは、4月9日放送の『ミュージックステーション 3時間SP』(テレビ朝日)に出演したTravis Japanについて。
Travis Japanは、川島如恵留、七五三掛龍也、吉澤閑也、中村海人、宮近海斗、松倉海斗、松田元太からなる7人構成で、番組でも紹介されたようにジャニーズでもトップクラスのダンススキルの高さを誇る。
今回、披露したのは「ジャニーズダンス曲メドレー」と題して、少年隊「仮面舞踏会」、King & Prince「Naughty Girl」、近藤真彦「アンダルシアに憧れて」の3曲。大先輩の楽曲から、ジャニーズJr.時代を共に過ごしたKing & Princeの楽曲と、新旧織り交ぜた人気ダンスナンバーをチョイス。
上下シルバーカラーのスーツ姿で登場したTravis Japan。ジャケットの襟にはシルバーのスパンコールがぎっしり。肩から袖にかけてレース素材風の異素材をミックス。ジャケットの内側もぬかりなく「TJ」のロゴ入りライニング。インナーのシャツにも細かなラインストーンの装飾、胸元には幅広のスカーフタイがひらり。全員お揃いの華やかでステージ映えする衣装。彼らが動くたびに照明の光が反射してキラキラと輝いていた。
1曲目は「仮面舞踏会」。宮近海斗をセンターに、画面に向かって右前に吉澤閑也、左には川島如恵留、宮近の右隣が中村海人、左隣に七五三掛龍也、宮近の右後ろに松倉海斗、左後ろに松田元太。イントロからキレのある動き、身のこなしもそうだが、フォーメーションを替える移動もすばやく、美しい。力強い脚の動き、細やかなステップにも動じない生歌唱。「仮面舞踏会」特有の激しい腰の動きも、7人が揃うとよりセクシーに。曲終わりには左の拳を前に突き出し、キリリとポーズを決めた。
見ごたえのある華やかなステージ
続いては、「Naughty Girl」。イントロが始まると宮近が少し表情を変えて、「Hey!」とカメラ目線。表情を少し和らげてちょっとセクシーに。曲の変化によって表情も細やかに変えていく。宮近を最前に縦一列にまとまったのも束の間、左右に散らばる。続いて、Aメロは甘いボイスの七五三掛龍也から、前髪から覗く視線がセクシーな中村海人へと歌い継ぐ。
Bメロからは“松松”。透き通るようなブルーヘアの松倉海斗、背中合わせでクールな視線をおくるは松田元太。ポケットに手を入れ、弾むようなステップでセンターポジションへやってきた宮近。サビ前は宮近と川島の力強いハモりで、サビへ。<なんで?! わからない…>を唇に指を這わせて挑発するような視線の七五三掛。<抱き寄せてもね>のパートは中村がこれまた指を頬から唇へとスライドさせて、色っぽく視線を外した。

力強くも繊細で、静と動がはっきりとしたメリハリのあるダンスに、キレイな角度を保ったフォーメーション。バレエのような縦軸がありつつも、上下左右と柔軟に体を動かしていく。
ここまでで、かなり激しいダンスであることは素人目にもわかるのだが、続く3曲目「アンダルシアに憧れて」の冒頭から彼らの凄さがより際立ってきた。音を抑えたソロパートでは、宮近、中村、七五三掛、松倉、松田、吉澤、川島の順でソロパートを披露。呼吸の乱れ知らず、情熱的な歌声でつないでいた。
この楽曲の見せ場の一つ、ジャケットを咥えるジャケットプレイを全員で。最後は流れるようにくるくるとフォーメーションを変え、軽やかに宙を舞った川島の着地でパフォーマンスを終えた。
息を切らすことなく、安定した歌唱力。そして巧みなステップと技の数々。見ごたえのある華やかなステージだった。と、同時に彼らのパフォーマンスをもっと観たいと思えるような、引き込まれるものがあった。
生放送のスペシャル音楽番組としては、比較的じっくりとパフォーマンスが観られた今回のMステ。豪華絢爛な舞台セットがなくても、歌とダンスでここまで華やかなステージで魅了できる、Travis Japanの凄さが伝わる出演だったと思う。
現在、『 Travis Japan Live tour 2021 IMAGE NATION ~全国ツアーしちゃってもいいですかっ!?~』と題した全国ツアー真っ最中のTravis Japan。Johnny's netオンラインでは、5月23日13:30からの神奈川公演の生配信が決定している。
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柚月裕実
Web編集/ライター。ジャニヲタ。アイドルがサングラスを外しただけでも泣く涙腺ゆるめな30代。主にKAT-TUNとNEWSですが、もはや事務所担。
@hiromin2013