作間龍斗は“Mr.基本に忠実” HiHi Jetsの跳び箱チャレンジ<柚月裕実のWeekly“J”>
イラスト/おうか

柚月裕実の「Weekly“J”」#24<4月11日〜4月17日>

HiHi Jets

アイドルファン歴25年超の筆者が一週間の出来事からトピックを紹介するこのコーナー。4月11日からの一週間より、印象的なトピックスをご紹介します。


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今週ピックアップするのは、4月17日放送『裸の少年』(テレビ朝日系)に出演したHiHi Jetsについて。毎週土曜16時から放送中の『裸の少年』が、17日から番組内容を大幅にリニューアル。これまでの「見破れ!!嘘つき3」で繰り広げたクイズバトルから、「バトる HiHi少年」と題してREBOOT。HiHi Jetsと美 少年の真剣勝負対決が“しばらく”続くという。

番組冒頭、テレビ朝日アナウンサーの久保田直子が「今回からしばらく『裸の少年』バトる HiHi少年と題しまして…」とリニューアルについて説明すると、バイきんぐの小峠英二が「しばらくは……“しばらくは”っていつだよ!」とツッコミ。スタジオのセットなども総リニューアルし、両グループが芸能界の先輩から与えられたお題に挑戦するという。

今回は、HiHi Jetsのメンバーが跳び箱に挑戦した。まずはスーツ姿で登場した5人。美 少年との関係性について聞かれると、高橋優斗は「一緒にコンサートをするんでライバル関係というか、負けたくないなって思うグループ」、猪狩蒼弥も「年がだいたい一緒なんで」と、どんな勝負でも負けちゃいられない、という競争心が伝わってきた。今回のお題は事務所の先輩であるA.B.C-Z塚田僚一提案の跳び箱に挑戦した。

作間龍斗は“Mr.基本に忠実” HiHi Jetsの跳び箱チャレンジ<柚月裕実のWeekly“J”>

「小学校のとき器械体操やってたので感覚はなんとなく残っているんじゃないかな」と井上瑞稀。猪狩は「けっきょく、美 少年に負けたくないんですよ! 運動神経がたとえ悪かろうが勝ちます」と堂々の勝利宣言。
小峠が「運動神経悪かったら勝てない」とツッコミを入れると、「(勝ったら小峠が)土下座してください」と強気の姿勢。若手アイドルが切磋琢磨する……今しか観られない、これぞジャニーズJr.な感じが楽しい。

体操着に着替えて練習するも、飛べなかった猪狩。8段の跳び箱を前に「今になって血が滾(たぎ)ってきてます」と、いつだって前のめりな発言。ここでテレビ朝日アナウンサーの野上慎平が登場し、彼らの実況を担当する。「ほっ、本物じゃないですか」と、テンションがあがった様子の橋本涼。実況アナの加入でバラエティ番組らしからぬ様相を呈してきた。

作間龍斗は“Mr.基本に忠実” HiHi Jetsの跳び箱チャレンジ<柚月裕実のWeekly“J”>

トップバッターは井上。器械体操の県大会でほぼ6年生のなか3年生で5位をとった経験の持ち主。「ロケットスタートならぬ、Jetsスタートとなるでしょうか!」という野上アナの実況に盛り上がるHiHiメンバー。BGMはV6の「Can do! Can go!」(なんだかグッとくる!)。

続いての挑戦者は作間龍斗
野上アナから「高校のときのラジオ体操の正確さはクラスでナンバーワン! Mr.基本に忠実」と紹介を受けると、思わず微笑んでしまう作間。ラジオ体操が正確……! 想像の斜め上をいく野上メモ。これに翻弄されてか、スタンバイ時にイチローのモノマネを披露した高橋。野上アナの「イチローか?」の問いかけに、OKサインをみせた高橋。なぜか二人が息ぴったりに小ネタを披露。橋本涼が飛んだ際には「さぁ破壊王、橋本!」一体どんなやりとりがあったのだ……。

続いて、猪狩。「思い出します。初めてHiHi Jetsとして舞台に立った時があって」と切り出し、初めてオリジナル曲を披露する場面で、出とちってしまったエピソードを惜しげもなく披露。ツッコミを入れた小峠に対して、「その思い出はさておき」と、一旦横に置いちゃう野上アナ。「やるときはやる、決めるときは決める、とメンバーから定評があります」と猪狩を鼓舞するような言葉をかけると、見事8段の跳び箱を飛んでみせた。

その後も全員が10段をクリアし、12段に挑戦した。
ここでも飛び出した野上メモ。高橋について、「片岡鶴太郎さんとメール友達です」。このバトルに何らかすりもしないメモに、ずいぶんと腹筋が鍛えられた。

12段では橋本、猪狩が飛べずに終わったのだが、橋本は跳び箱の上でスピードダウン。そのまま、アンニュイなポーズをみせると、「画になる」と野上アナ。猪狩も助走はつけたものの、踏み込みが甘かったのか高さが足りず。跳び箱の上に寝そべるように着地。そこで留まることなくほふく前進のようにして跳び箱を降りた。その後も、クリアしたメンバーでエレベーターの入り口の高さほどある、2m超えの挑戦が続いた。

8段飛べなかった猪狩が12段を飛べたこと、挑戦を続けるメンバーについても「我々の誇るアクロバットマスター」と、メンバーの奮闘を讃えたり、「気負わないでほしい、もう十分です」とプレッシャーを取り除くような言葉をかけたり。ハードルがあがればあがるほどHiHi Jetsのチームワークの良さがみえてきた。

リニューアル一発目の『裸の少年』。
跳び箱に挑戦する姿には、2014年から2年ほど放送されていた『ガムシャラ!』(同局)を思い出した。当時はジャニーズJr.が大集合していて、現在のKing &Princeの前身であるMr.KingPrince、そしてSixTONESSnow Manのメンバーらもデビュー前に、むちゃぶりから真剣勝負まで様々な企画に挑戦、奮闘していたのだ。

コロナ禍もあり、当時のようなわちゃわちゃ感は当面みられそうにないけれど、1つのグループにフォーカスすることで、メンバーそれぞれの活躍、追い込まれたときにみせるチームワークと、よりグループの魅力が伝わってくる。

このところ増えているクイズ番組での奮闘も面白いのだけど、身体能力を発揮した挑戦、奮闘は、若手ならでは。今しか観られないジャニーズJr.らしいところだ。失敗、挫折を味わいながらも挑戦る姿。本番で一発で決めたり、最後までやりきったりと活躍を目にするたびに、どんどん沼に入っていくのだけれど……。

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※次回「Weekly“J”」を更新しましたら、Twitterでお知らせします

Writer

柚月裕実


Web編集/ライター。ジャニヲタ。アイドルがサングラスを外しただけでも泣く涙腺ゆるめな30代。主にKAT-TUNとNEWSですが、もはや事務所担。

関連サイト
@hiromin2013

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