『silent』鈴鹿央士『罠の戦争』杉野遥亮…旬な若手俳優が本音を語る冠ラジオレギュラー番組４ (2023年3月10日)

ラジオ人気が再燃している今、各局のタイムテーブルには、芸人、ミュージシャン、声優、アイドルのみならず、映画やドラマで活躍中の若手俳優達もたくさん名を連ねている。自分のラジオ番組を持つのが夢だった、昔からラジオが好きだった…と、インタビュー等で答えている俳優も多い。今回は、冠ラジオ番組を持つ若手俳優に注目しよう。【写真】鈴鹿央士、杉野遥亮、内田理央のラジオ番組まずは、昨年10月クールで大ヒットしたドラマ『silent』に出演していた鈴鹿央士。『ドラゴン桜』や『六本木クラス』といった話題作への出演を経て、『silent』で一気に大ブレイク。3月30日からはNetflixで主演作『君に届け』の世界独占配信がスタートするという今最も旬な俳優の1人だ。そんな鈴鹿にとっての初の冠レギュラーラジオ番組が今年1月にスタートした。タイトルは『povo presents 鈴鹿央士の寄り道トーク』。TOKYO FMで毎週金曜日19時30分から放送中だ。番組スタート時、鈴鹿は「ラジオは普段からよく聴いていて、いつかはラジオをやりたいと思っていたので、こんなに早く実現してとても幸せだ」と語っている。放送が開始されて、まだ2ヶ月ちょっとなのだが、早速ラジオならではの素敵なミラクルが起きた。鈴鹿が好きな曲としてハナレグミを紹介したところ、それを聴いたリスナーがハナレグミのラジオ番組に投稿。ハナレグミこと永積タカシが大いに喜び、「俳優さんが歌う歌が好き。央士くんも歌うのかな？いつでも演奏しに行きますよ」とエールを贈ると、再び、鈴鹿が自身の番組内で恐縮しながら、そのエピソードを紹介した。リスナーを介して、TOKYO FMの鈴鹿の番組とインターFMのハナレグミの番組が繋がるという素敵な展開となった。今後、お互いの番組にゲストで行き来したり、本当にハナレグミのギター演奏で鈴鹿が歌ったりしたら最高だし、そんな夢と可能性が溢れているのがラジオだ。次に紹介するのは、現在、ドラマ『警視庁アウトサイダー』に出演中の上白石萌歌がパーソナリティを務める『SCHOOL OF LOCK! adieu LOCKS!』。TOKYO FMとJFN 38局ネットで平日の22時から放送中の『SCHOOL OF LOCK!』内で、毎月3週目の月曜日～木曜日に放送中のコーナーだ。adieuとは、上白石萌歌がアーティストとして活動する時の名前。そんな上白石が好きな曲を紹介したり、リスナーと電話で話したりと、歌手としての顔、女優としての顔だけではなく、素の上白石の魅力も感じられる内容になっている。『SCHOOL OF LOCK!』は、2005年から10代に支持され続けている人気番組で、これまでにも、若手女優をいち早く起用し続けて来た。現在は、上白石の他に、森七菜もコーナーを担当しているのだが、過去には、新垣結衣、戸田恵梨香、川口春奈、広瀬すず、永野芽郁、平手友梨奈といった現在主役級で活躍する女優達が出演。若手女優の登竜門的な枠にもなっているので、この番組に登場した女優には注目しておいて間違いないだろう。続いては、現在、『罠の戦争』と大河ドラマ『どうする家康』に出演中の杉野遥亮。杉野は、毎週火曜日21時30分から放送中のTOKYO FM『杉野遥亮の今夜もオフトーク supported by SOYBIO』でパーソナリティを務めている。こちらは、番組がスタートしてもうすぐ1年半。その間、杉野はニッポン放送の『オールナイトニッポン』も経験しており、1人喋りにもすっかり慣れた印象だ。そんな杉野のラジオでは、最近少し変わった企画にトライしている。ジャケ買いを初体験！？ということで、TOKYO FM局内のレコード室でロケを敢行。杉野が大量にある局のCDライブラリーの中で、ジャケットを見て直感で選んだCDから、番組内で流す曲を決めるというもの。こうしたフットワークが軽い企画が実現しやすいのも少人数で作っているラジオならでは。また、俳優達の音楽の趣味を知ることが出来るのもFMの魅力だろう。最後に、今クールでは『夕暮れに、手をつなぐ』と『来世ではちゃんとします3』に出演中の内田理央のラジオ番組も紹介したい。もともと、TOKYO FMでもレギュラー番組を持っていた内田が、現在パーソナリティを務めているのが、文化放送の『内田理央のレコメン!FRIDAY』。毎週金曜日21時から2時間の生放送番組だ。大のアニメ好きだという内田がオタク魂全開で、パートナーの松澤千晶とのフリートークやゲストトークを展開している。この番組でも、先日、ラジオならではの展開が巻き起こった。たまたま、レギュラー番組の担当放送作家が一緒だという繋がりもあり、声優の花澤香菜がゲストで出演。内田と花澤、お互いがファン同士だったこともあり、すぐに意気投合。2人はその後、食事に行く仲に。もちろん、後日、内田も花澤も自身の番組内でその時のエピソードを嬉しそうに話していた。両ファン以外もほっこりするようなエピソードなのだが、これもラジオが生んだ絆だ。前述の鈴鹿とハナレグミのエピソードはリスナーが繋いだ縁だが、こちらは、共通の番組スタッフが繋いだ縁。内田と花澤のレギュラー番組は共に文化放送だったが、実は、ラジオ局をまたいで番組制作を行っているフリーの放送作家やディレクターも多いので、番組スタッフを介して、パーソナリティ同士が繋がることも珍しくはない。しかも、最近では、そんな制作スタッフにも注目して、各局の番組をチェックしている熱いラジオリスナーまでいるくらいだ。映画やドラマでは見られない魅力を発見出来て、SNSでは味わえない近さと温もりを感じられて、あなたの熱いメッセージを読んでくれて、電話で直接話せる可能性まである俳優ラジオ。ちなみに、今回紹介した4番組は、3月上旬時点での情報だ。間もなく、いわゆる4月の番組改編期がやって来る。新番組として、新たな俳優ラジオも誕生するかも知れないので、今後発表される各局の4月の番組改編情報にも注目して欲しい。【あわせて読む】ダウ90000蓮見×紗倉まな、高田純次×浦沢直樹…ラジオでしか聴けない異色コンビのトークに注目