俳優の
江口のりこ(46)、
間宮祥太朗(32)、
坂東龍汰(29)、
皆川猿時(55)、俳優で演出家の
松尾スズキ(63)が7日、都内で行われたPARCO PRODUCE2026『カッコーの巣の上で』プレスコール及び開幕前会見に登壇した。
1960年代の精神病院を舞台に、人間の尊厳と社会の不条理を描いたケン・キージーの小説『カッコーの巣の上で』は、75年にはジャック・ニコルソン主演で映画化。
舞台版は63年にブロードウェイで初演、2001年の再演ではトニー賞リバイバル作品賞を受賞し、日本でも1978年の初演以降、繰り返し上演されてきた名作。型破りなアウトロー、主人公のマクマーフィーが患者たちに問いかけるのは、人間として当たり前に持つ【自由】と【権利】。ともに笑い合い、ゲームや賭け事を楽しみ、人生の【自由】を手に入れること。そして、人間としてあってしかるべき【権利】を求めること。マクマーフィーの行動は患者たちの表情を生き生きとさせ、閉ざされていた心を解き放ち、また人間の尊厳を取り戻すため奮闘するその姿は、大きな共感とともに胸を打つ。
間宮と江口にとって、松尾スズキ演出作品は、2022年の『ツダマンの世界』以来4年ぶり。開幕前会見冒頭のあいさつで、「すごくドキドキしています」と胸の高鳴りを告白した江口は、「松尾さんとご一緒できて、本当にうれしく思ってます」「けいこ時間も割と短くて、それはほんとにうれしいことで、短い時間の中ですごく集中して…(笑)」と本音も打ち明けた。
一方で、「でも昨日(ゲネプロを)をやってみて、自分としては、もうちょっと稽古すればよかった…(笑)。ちょっとなんかそんなことを思ってしまいました」と、初日の幕前に早くも後悔(?)を明かした。
国内外を含め、過去にさまざまな形で上演されてきた名作。そこに挑むことについて江口は「私は何年か前に、どのカンパニーとは言わないんですけれども、この『カッコーの巣の上で』を見ました。面白かったんですけれども、私たちがやってる方がすごく面白いです。
本当にそう思ってます」と告白。「前に見たやつも面白かったんですけど、音楽もねすてきですし、舞台美術もいいし、衣装もいいし、役者の皆さん面白いですし。やればやるだけ、私たちやっていく中でどんどん新たなこと見つけて、どんどんどんどん面白くなっていくだろうなっていう感じに。とても面白いです」と自信を見せた。
なお本作は、きょう7日から29日まで東京・PARCO劇場、7月以降も愛媛、大阪、福岡・北九州、宮城・仙台での上演が予定されている。