台湾メディアの自由時報は28日、「日本産水産物の輸入を禁止した中国がインド産へ切り替えか?」と題し、中国のインド産エビの輸入量が急増していることを伝えた。
記事によると、エビに関する市場調査・分析を行う「シュリンプ・インサイト」の統計で、インドの2月のエビ輸出量が前年同月比4%増となったことが分かった。
記事は、「昨年末、日本と中国の関係悪化により、中国は日本の水産物の禁輸措置を発動した。インドの水産業者はこれを絶好の機会と捉え、中国向けに中国より3割安いインド産エビなどの水産物を売り込んだ」と説明。「当時、中国のネットユーザーの間では品質問題を懸念し、日本産を食べ続けたいとの声も上がっていたが、現状を見る限りインド産エビは中国市場で非常に好調な販売実績を残している」と伝えた。
また、「シュリンプ・インサイト」の報告として、「インド産エビは米国への依存を減らして他の市場の開拓を進めている一方で、輸出額と付加価値は低下傾向にある」と言及。1~2月の輸出量は10万1093トンで前年同期比4%増だったものの、輸出額は同2%減の6億8600万ドルにとどまったことを紹介した。
そして、背景に米国の需要低迷があるとし、1月の対米輸出が同36%減だったのに続き、2月も同40%減と大幅な下落が続いており、「米国が課した関税が引き続きインドに大きな打撃を与えていることが浮き彫りとなった」と評した。また、その穴を埋める形になったのが中国だとし、1~2月の対中輸出量は同94%増と大幅に増えていることに触れた。また、第3の市場である欧州連合(EU)も1~2月の輸出量が同31%増と堅調な伸びを見せていることを伝えた。(翻訳・編集/北田)











