手首に「スマートばんそうこう」を貼ることで、運動状態であっても、非侵襲で正確な血糖測定ができるようになりました。中国科学院蘇州生物医学工程技術研究所がこのほど開発したワイヤレス発汗フレキシブルセンシング技術は、「非侵襲的血糖測定」に新たなアプローチを提供しただけでなく、スマートウェアラブルデバイスによる慢性病管理の新たな応用シーンを開発しました。

この成果はこのほど、国際的に権威ある学術誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に掲載されました。

糖尿病の予防・管理と運動健康管理の分野では、長年にわたりモニタリング中の痛みという課題に直面してきました。従来の指先採血は痛みを伴うだけでなく、リアルタイムで連続モニタリングをおこなうこともできません。このため、「針を刺さない」「肌に貼るだけで測定できる」スマートウェアラブルデバイスは、業界の難関攻略の方向となっています。今回発表されたデバイスは、酵素活性の変化と汗の希釈効果を動的に補正し、汗のpH値を利用して汗分泌速度とセンサー感度をリアルタイムで計算し、それらを血糖濃度予測の計算に動的に補正することで、実際の血糖値に大幅に近づけることができます。

チームが開発したフレキシブルセンサーパッチは、「スマートばんそうこう」のように薄く、手首や額など汗をかきやすい体の部位に装着可能です。パッチにはマイクロ流体式発汗採取チャンネル、多孔質電極、ワイヤレス伝送モジュールが内蔵されており、運動中でも信頼性の高い血糖値を迅速に計算できます。(提供/CGTN Japanese)

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