2日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比17.36ポイント(0.43%)高の4075.10ポイントと3日ぶりに反発した。
 自律反発狙いの買いが優勢となる流れ。
上海総合指数は前日までの下落で、4月17日以来、約1カ月半ぶりの安値水準に低迷していた。値ごろ感が着目されている。人工知能(AI)産業拡大見通しを背景として、世界的にAI株ラリーが続いていることも支援材料。中国株マーケットでも関連銘柄に買いが広がった。
 ただ、上値は重い。内部環境に新規の取引材料が乏しい中、米イラン和平交渉の進ちょくを見極めたいとするムードも漂っている。指数は安く推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテクの上げが目立つ。光ファイバー・ケーブルの江蘇亨通光電(600487/SH)と飛光繊光纜(601869/SH)、通信機器製造・販売の江蘇永鼎(600105/SH)がそろって10.0%(ストップ)高、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が8.5%高、薄膜コンデンサー中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)が7.4%高で引けた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、プリント基板(PCB)大手の生益電子(688183/SH)が7.0%高。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は1.6%高と他の主要指数をアウトパフォームした。
 非鉄株も物色される。
江西銅業(600362/SH)が10.0%(ストップ)高、洛陽モリブデン(603993/SH)が7.2%高、廈門タングステン業(600549/SH)が5.6%高、中国アルミ(601600/SH)が4.6%高で取引を終えた。産金株、銀行・証券株、自動車株なども買われている。
 半面、石炭・石油株はさえない。中国中煤能源(601898/SH)が2.9%、中国神華能源(601088/SH)が1.6%、陝西煤業(601225/SH)が1.5%、中曼石油天然気集団(603619/SH)が2.1%、中国石油天然気(601857/SH)が1.5%ずつ下落した。不動産株、インフラ関連株、消費株、医薬株、空運株、公益株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が4.41ポイント(1.59%)安の272.75ポイント、深センB株指数が15.71ポイント(1.40%)高の1135.10ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
編集部おすすめ