5日の香港マーケットは、主要90銘柄で構成されるハンセン指数が前日比291.45ポイント(1.15%)安の24961.95ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が65.28ポイント(0.77%)安の8436.63ポイントと3日続落した。ハンセン指数は3月31日以来、約2カ月ぶりの安値水準に低迷している。
売買代金は3428億540万香港ドル(約7兆円)に拡大した(4日は2702億3040万香港ドル)。
 投資家の慎重スタンスが強まる流れ。米中の指標発表が気がかりだ。米国では今夜、米連邦準備理事会(FRB)が金融政策の方向性を決めるうえで重視する5月の雇用統計が発表される。中国では来週9日に5月の貿易統計、10日に5月の物価統計などが公表される予定だ。また、昨夜の米株市場で半導体などハイテク株が売られたこともマイナス。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2.2%安と、6日ぶりに反落した。指数は朝方、下げ渋る場面がみられたものの、中盤から下げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が7.2%安、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が6.3%安、即席麺・飲料大手の康師傅HD(322/HK)が6.1%安と下げが目立った。
 セクター別では、半導体が安い。SMICのほか、瀾起科技(6809/HK)が9.2%、兆易創新科技集団(3986/HK)が8.0%、上海壁仞科技(6082/HK)が6.5%ずつ下落した。
 自動車セクターも急落。
蔚来集団(9866/HK)が3.8%安、賽力斯集団(9927/HK)が3.4%安、小鵬集団(9868/HK)が2.2%安で取引を終えた。そのほか、自動運転システムの文遠知行(800/HK)が9.6%安、小馬智行(ポニーAI:2026/HK)が8.1%安、ライダー(LiDAR)の禾賽科技(2525/HK)が4.7%安、図達通(2665/HK)が3.3%安と値を下げている。
 発電や設備の電力関連も売られる。華電国際電力(1071/HK)が7.1%安、華能国際電力(902/HK)が2.6%安、華潤電力HD(836/HK)が2.1%安、ハルビン電気(1133/HK)が4.8%安、東方電気(1072/HK)が4.3%安、上海電気集団(2727/HK)が2.9%安で引けた。
 半面、中国の銀行セクターはしっかり。中国建設銀行(939/HK)が2.0%、中信銀行(998/HK)が1.8%、中国工商銀行(1398/HK)が1.6%、招商銀行(3968/HK)が1.2%ずつ上昇した。
 本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.74%安の4027.74ポイントで取引を終了した。ハイテクが安い。電力、資源・素材、不動産、消費、自動車なども売られた。半面、銀行・保険は高い。海運、通信ネットワーク、メディア・娯楽も買われた。

(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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