決勝レースでは、第5レーンのロブレス選手が、9台目のハードル付近で、第6レーンの劉選手の手に接触。劉選手はその後失速したとされる。レースは、ロブレス選手が1着、劉選手は、ジェイソン・リチャードソン選手(米国)の2着に続く3着だった。しかし、その後の写真判定の結果、ロブレス選手の劉選手への接触が走路妨害と見なされ、リチャードソン選手、劉選手の順位はそれぞれ繰り上げられた。再レースの提案もあったというが、リチャードソン選手、劉選手らは「ほかの選手に不公平」として同意しなかったと伝えられた。
劉翔選手は、レースの結果について、「ラストスパートをかけるつもりだったが、まさかあんなハプニングがあるとは。もしもハプニングがなければ、私は金メダルを取れたはず」と悔しさをにじませたが、「レースは千変万化。誰にも結果は分からない。今回が銅メダルだったとしても私は満足」などと語り、親友・ロブレス選手に恨みはないと示した。(編集担当:青田三知)
【関連記事・情報】
・中国版ツイッターのフォロワー数ランキング、トップは劉翔(2011/08/21)
・世界陸上、「ノーメダル開催国」という不名誉の危機―韓国メディア(2011/08/31)
・室伏がハンマー投げで金「アジアの自尊心」「うらやましい」=韓国(2011/08/30)
・英雄の復活、観客席「阿鼻叫喚」でボロボロに―中国・劉翔選手(2009/10/26)
・北京五輪棄権の劉翔選手に「罵声」―国政会議欠席で(2009/03/10)