中国ではアジアの他の国や地域と同じようにトイレットペーパーを流さずにごみ箱に入れる習慣がある。流すと詰まってしまう恐れがあるからだが、中国メディアの快資訊は15日、「なぜ日本人はトイレットペーパーをごみ箱に捨てないのか」と題する記事を掲載した。


 日本ではトイレットペーパーをトイレに流すのが常識だが、中国ではごみ箱に捨てるため、記事によると中国人のなかには日本のトイレで空のサニタリーボックスを見て「日本人はトイレットペーパーを使わない民族なのか」と思う人もいるそうだ。

 記事の中国人筆者は、日本人がトイレットペーパーを流す理由について、「そのほうが衛生的」と指摘。中国では、トイレの臭いが気になることが多々あるが、1つにはトイレットペーパーを流さずにごみ箱に捨てているからだ。しかも、ふたがないごみ箱を使用している場合が多い。記事は、流すようにすれば臭いが気にならず、清潔な状態を保ちやすいと日本の習慣を高く評価している。

 また、日本では「流せる環境がある」ためとも分析。トイレットペーパーが水溶性であることを指摘している。日本では携帯用のティッシュペーパーも、水に溶けやすく水洗トイレで使えるようになっているものが多い。また、水道管も中国は細くて詰まりやすいが、日本は太いため流せるという事情もあるとしている。

 しかし、中国でも最近では日本のようにトイレットペーパーを流せる住宅が増えているようだ。水道管もかなり改良されてきており、トイレの水圧も強いものが増えてきているためだが、いずれにしても衛生面では中国はまだまだ日本を見習うところが多いようだ。記事は、流す際にはトイレのふたを閉めることや、トイレから出たら手を洗うなど衛生に気を付けるように呼び掛けている。
中国では、公共のトイレなどで手を洗わずに出て行ってしまう人をいまだに多く見かける。トイレをはじめ、衛生面の意識に関しては、几帳面な日本人は良いお手本になっているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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