巨人の阿部慎之助監督(47)が20日、計4選手の入れ替えを行った。ドラフト5位の小浜佑斗内野手(24)=沖縄電力=と小林誠司捕手(36)が21日の中日戦が行われる長野に移動して1軍に合流した。

代わって山瀬慎之助捕手(24)と丸佳浩外野手(37)が登録を抹消された。すでに今季はドラフト1位の竹丸ら新人4選手がデビュー。小浜も続いて4月中に新人5人が1軍出場すれば、ドラフト制後球団初となり、新生・阿部巨人にまた新風が吹く。

 新たなブレイク候補が1軍に合流した。小浜が決意に満ちた表情で東京駅に姿を見せた。北陸新幹線で長野に移動し「初めての1軍の公式戦なので、食らいついてやっていければと思います」と熱い気持ちを口にした。

 ドラフト5位ルーキーのプロ初出場は歴史的な事象に直結する。巨人はここまで19試合を終えたが、開幕投手のドラフト1位・竹丸、リリーフでデビューから7試合無失点の同2位・田和、外野の守備など途中出場で4試合に出場した同4位の皆川が1軍登録中。2軍調整中の同3位・山城も3月29日の開幕3戦目の阪神戦に先発した。小浜を含め新人5選手が4月中にデビューとなれば、ドラフト制後では球団初の快挙になる。

 「新しくチームを作る」と掲げる阿部監督は多くの若手にチャンスを与えていて、それを象徴するような“記録”だ。「竹丸をはじめ同期のみんなが1軍で頑張ってきたところは見ていました」と小浜。

同じ寮で生活する仲間の姿に刺激を受けてきたという。

 2月のキャンプから1軍でプレーしたが、オープン戦9打数無安打で3月中旬に降格。2軍では同14日のファーム・リーグ開幕戦オイシックス戦(Gタウン)で3ランを放つなど、打率2割7分1厘、2本塁打でファーム中地区トップの14打点とパンチ力のある打力に磨きをかけてきた。先週も出場5試合で11打数4安打と好調を維持している。

 俊足強肩で守備と走塁も持ち味。現状1軍は浦田、門脇、宇都宮が二塁候補に挙がるが、いずれも左打者で、小浜は二遊間と三塁も守れる貴重な右打者。相手先発が左腕の試合などで十分チャンスがありそうだ。

 チームはここまで10勝9敗でリーグ3位。フレッシュな力が1軍に加わり、新生・阿部巨人がさらに活性化する。(片岡 優帆)

 ◆小浜 佑斗(こはま・ゆうと)2001年10月5日、沖縄・宜野湾市生まれ。24歳。嘉数中時代は宜野湾ポニーズでプレー。

中部商、沖縄電力を経て昨年ドラフト5位で巨人入団。180センチ、86キロ。右投右打。背番号33。特技は指笛。今季年俸は1000万円(推定)。

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