◆米大リーグ ブルージェイズ2―0エンゼルス(8日、カナダ・オンタリオ州トロント=ロジャーズセンター)

 ブルージェイズの岡本和真内野手(29)が8日(日本時間9日)、本拠地・エンゼルス戦に「4番・三塁」で先発出場。0―0で迎えた3回1死一、二塁から先制の中前適時打を放つなど3打数1安打1打点1四球1三振で打率は2割4分8厘となった。

メジャー最長となる7試合連続安打。4回無死一塁の守備では、エ軍の主砲トラウトの打球速度105・2マイル(約169・3キロ)の痛打をうまく処理し、三ゴロ併殺を決めるなど攻守に活躍。7回5安打無失点で3勝目を挙げ、今季リーグ単独トップの66奪三振となった先発のD・シース投手(30)や、シュナイダー監督は岡本の守備を絶賛した。

 緊迫したロースコアのゲームで、岡本に値千金のプレーが飛び出した。4回無死一塁。M・トラウト外野手(34)の打球速度105・2マイルの強い当たりを横っ飛びで処理した岡本。体勢を整えて二塁に矢のような送球。「5―4―3」の併殺が決まると、本拠地が大歓声に包まれた。

 試合後のシースは、カナダメディアから「あのダブルプレーはどうだった?」と聞かれ、「全然見てなかったよ。打球が速すぎて。見た時にはもう二塁に送球されていたから」と笑わせた後、「本当にうれしかった。信じられないプレーでした」とたたえた。

トラウトの打球速度がとてつもなく速ければ、岡本の身のこなしも俊敏で、マウンドの右腕も見逃したというファインプレーだった。

 「大きなダブルプレーだった」とシュナイダー監督。「あのように俊足の走者がいる時に、併殺を決めるのは難しいけれど、それこそ我々が長く求めているもの。皆がそれぞれの役割を果たしてゲームの流れを保ちました。そうすることでリードを維持し、我々に勝つチャンスをもたらしたのです」と、走塁巧者のネトを一塁に置いて決めた併殺プレーに満足げだ。

 開幕後、守備の評価が日に日に上昇している岡本について、「判断力。走者がいない時は、落ち着いてゆっくりプレーできる。それがポイント。つまり、試合のスピード、プレーのテンポ、自分の守備位置をよく理解しているということだ。そして、手元が柔らかい。近いボールは確実にさばいてくれる」と、指揮官の信頼はますます深まっている。

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