卓球 世界選手権団体戦 第12日(9日、英ロンドン)

 3戦先勝方式で争う決勝トーナメントで、張本智和(トヨタ自動車)、松島輝空(そら)、戸上隼輔(井村屋グループ)で臨んだ世界チームランク4位の日本男子が、1969年大会以来、57年ぶりの金メダル獲得に王手をかけた。準決勝で同7位の台湾を3―0で退け、4大会ぶりに決勝進出。

10日の決勝では12連覇を狙う同1位の中国に挑戦する。

 エースの執念が勝った。第1試合、シングルス世界ランク3位・張本は同7位の林昀儒と対戦。第1ゲーム(G)を5―11で落としてしまったが、第2Gから「チョレイ!」と気迫を全面に見せたプレーでいずれも接戦のゲームを制して3―1で逆転勝利を挙げた。

 バトンを受けた2番手松島も、23歳の馮翊新を、3番手戸上も新星の郭冠宏をともにストレートで撃退し、決勝進出につなげた。エース・張本は「全員で一丸となって戦いたい」と話した。

 日本時間11日の午前0時開始予定の決勝は、ルブラン兄弟を擁するフランスを3―1で下した中国との対戦。前回24年大会では、準々決勝で激突し、0―3で敗れている。中国も前回からメンバーが入れ替わっており、レジェンド・馬龍は同大会限りで世界選手権を去り、24年パリ五輪2冠の樊振東も、今大会は選外となった。張本、松島のダブルエースをそろえた日本男子が、群雄割拠の男子卓球界で57年ぶりに金メダルをつかみ、歴史を塗り替える。

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