元中日監督で野球解説者の落合博満氏が17日までに、自身の公式YouTubeチャンネル「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。監督時代に、中日にテスト入団した中村紀洋氏の獲得秘話について語った。

 中村氏を獲る気はあったのか聞かれた落合氏は、「獲る気はなかった」とキッパリ。「オリックスともめてるときに『よそがノリを獲る』っていうようなうわさがあったんだよ。それがふたを開けてみたらどこもなかったっていうことでね。彼は自分で『どこかオファーが来るまで練習を続けて、オファーを待つ』っていうようなことだったんだけども、年が明けてそれでどこもなかったと」と話し始めた。

 「梨田(昌孝)から俺のところに電話がかかってきて『ノリをなんとか獲ってくれないか』っていうようなことで電話がかかってきたんだ。で、『ウチには森野(将彦)がサードにいるから別に獲らないよ』って。いったん話が終わって。二度三度、梨田から電話があって、キャンプが始まって4回目くらいかな。『どこもないんだけど、なんとかならないですか』っていうような話だよな」と続けた。

 そして「『本人育成でもいいのか? 育成でもいいんだったら獲ってもいいよ』っていう話をしたの。その時ちょうど球団社長が球場にいてね。『中村を育成で獲ろうと思うんですけどもいいですか?』って言ったら『いいけど給料どうすんだ』っていう話。

『中村を獲るんだったら8000万から1億くらいは出さなきゃいけないんじゃないのか?』っていうような話になったんだ。『育成だから400万でいいですよ』って言って」「それで本人育成でもいいんだったら受け入れるよっていうような話をしたら、本人は『育成でもいい』と。ということで入団が決まった」と明かした。

 さらに「獲るときには『野球をやれるチャンスだけはもう1回与える。そこで結果出して、お前を欲しいっていう球団があったらどこに出て行ってもいいよ』っていうことを本人に伝えたの。『1年間だけは面倒見るから。その後はもう自分で好きにしろって』って。『はい。わかりました』っていうことで2007年、開幕前に支配下登録してサードで使った」と付け足した。

 それまでサードを守っていた森野氏は外野に転向。これに対し競争の中で決めたことではなく「いや、外野が一つ埋まってなかったんだよ」と話し、森野氏を生かすための判断だったとも告白した。

 

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