過去10年のオークスで勝ち馬7頭を含む3着内18頭が桜花賞組。やはり王道を進んできた馬は強いということだが、今年の桜の女王スターアニスは血統面から2400メートルに不安がある。

2、3着馬も出走しないとなれば、大敗した馬の巻き返しに期待ができそうだ。

 同期間で桜花賞4着以下からオークス馬券内に挽回した馬は、24年1着のチェルヴィニアなど6頭。その全てに“桜花賞以前に重賞勝ち”という共通点がある。また、5頭は既に東京で勝っていた。この条件に当てはまるドリームコア(牝3歳、美浦・萩原清厩舎、父キズナ)に注目したい。

 クイーンCでは前のポジションから33秒台の上がりを使い快勝。初の関西圏での競馬となった桜花賞は9着に敗れたが、萩原調教師が「現状では左回りの方が加速がつきやすい印象を受けた」と振り返るように、やや反応面が鈍かった。

 また、栗東滞在していた1週前追い切りでは併せた相手にハッキリと手応えで見劣り、完調とは言えず。今回は追われて1馬身先着を果たしており、「前走時に比べても落ち着きがあって、折り合いもついています」と上積みが見込める。

 母が札幌記念、香港Cを制したノームコアを思えば、距離延長に大きな不安はない。「体つきや跳びも大きいですし、精神面でも落ち着きが出ているので距離が延びるのはいいと思います」とトレーナーもプラスにとらえている様子。引き続きオークス4勝のルメールの手綱さばきも心強い。

巻き返す条件はそろっている。(角田 晨)

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