◆JERAセ・リーグ ヤクルト3―1巨人(21日・神宮)

 山野に今季もう3敗目か…。甘い球もいくつかあって、調子は良くない方だったが、粘り強い投球をするし、多少のピンチにも動じない。

2回1死満塁では浦田を力のある真っすぐで、狙って三振を奪った。常に自分のベストピッチを心がけているところが強みだね。

 相手をほめてばかりいても仕方がないよな。7連勝のうち6勝が2点差以内。それはそれで立派なことなのかもしれないが、投手出身の俺としては、もう少し勝負どころで一本打ってくれないかと思うよな。この日も安打数は9、ヤクルトは5本だろ。これでは頑張っているピッチャーたちに、いつかしわ寄せが来てしまうよ。

 田中将はボール球をいかに打たせるか、が持ち味なんだが、立ち上がりは、まじめにストライクを取りにいき過ぎた。そこに積極打法が売り物であるヤクルトの若い打線と波長が合ってしまった。ただ2回までに3点は何とか許容範囲。3、4回は3者凡退に仕留め、リズムが出てきていた。投球のリズムは攻撃にもいい影響を与えるから、逆転のムードを感じていただけに、5回の打席で交代するのは、ちょっと意外に思えたんだがね。

(スポーツ報知評論家・堀内 恒夫)

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