◆陸上 TWOLAPS MIDDLE DISTANCE CIRCUIT 2026(30日、東京・世田谷区総合運動場陸上競技場)

 グランプリ男子800メートルは昨年の東京世界陸上代表・落合晃(駒大)が1分43秒45の日本新記録で優勝した。観客からの大声援の中、力強く走り抜き「すごい歓声の中で走らせてもらって、すごい良い経験をさせてもらいました。

こうして日本記録が出せたことは自分だけの力ではない。本当に感謝していますし、うれしいです」とすがすがしい表情で話した。

 風が強く吹き荒れるコンディションだったが、力強く足を回し続けて今季2度目の日本新。指導する駒大の大八木弘明総監督は「この条件の中では良かったと思います。コンスタントに43秒は出そうとずっと言ってきました。ちょっと、ホッとしています」とうれしそうに話した。

 昨年4月に駒大に進学し、日本選手権を2連覇。東京世界陸上にも出場した落合。大学2年目となる今シーズンは同種目初戦となった3日の静岡国際陸上で1分43秒90の日本新記録をマーク。滋賀学園高3年時の全国高校総体で自身が出した1分44秒80を、0秒90も大幅に更新していた。2戦連続の日本記録更新となったが「練習がしっかりやれているので、本人も自信にはなっていると思います」と指揮官。まずは27年北京世界陸上の参加標準記録(1分43秒00)を一つのターゲットとしている。

 指導して2年目の落合について「本当に素直な子です」と大八木総監督はほほ笑む。1年目の最初は「何にも私に言えなかったですけど、今ははっきり。『今日は体がきついです』とか、親子関係じゃないですけど。そういうのがやれるような感じに、少しずつなってきている」と良い関係性、良い環境で練習を積んできている。

 6月の日本選手権(名古屋)は見送り、今後は海外レースを予定しているという。「海外で大きい選手とか、海外の雰囲気に慣れたいと思っています。日本では勝てると思っていても、海外に行くとしっくりきていない。チャレンジしようと思っています」。日本勢初の1分42秒台へ、大八木総監督の下でまだまだ成長していく。

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