◆テニス ▽全仏オープン第7日(30日、フランス・パリ)

 女子シングルス3回戦で、4大大会4度の優勝を誇る世界ランキング16位の大坂なおみ(フリー)が、区切りの4大大会100試合目を、大会自身最高の16強入りで飾った。18歳の新星で、同17位のイバ・ヨビッチ(米国)に7-6、6-7、6-4の3時間に迫る接戦を制した。

4回戦では、世界女王のサバレンカ(ベラルーシ出身)と対戦する。

 2016年初出場から、全仏9度目の挑戦で、ついに3回戦の壁を破った。「毎年毎年、改善している。だから、以前より落ち着いていると思う」。連日30度を超す暑さが続くがこの日も、ミスが出ても焦らず、第2セットを落としても、気持ちは折れなかった。

 18歳の2016年全豪オープンで、4大大会本戦にデビューした。その大坂も、すでに28歳で一児の母だ。4大大会4度の優勝だけでなく、試合中に泣き出したり、会見を拒否したり、さまざまな経験を積んできた。この日の相手は、大坂が4大大会にデビューしたときと同じ18歳。10歳違いの先輩として「ベテランの経験が、いくつかの場面で少しは役に立つと願っていた。そして、その通りになったと思う」。

 ジュニア時代は、ハードコートで育ち、赤土や芝のコートの実戦経験はほとんどない。

しかし、毎年、課題に取り組み、克服することで「いつか優勝できるかもしれない。できないかもしれない。でも、とにかく(赤土を)楽しみたい」。

 大会2日前には、交通事故に遭った。命の危険を感じるほどではなかったが、「バスが後ろから突っ込んでくると感じたし、車がぎしぎしときしむ音も聞こえた」。幸いにも、バスの運転手が気がつき、事なきを得たが、「(乗っている)車が横転してしまうんじゃないかと少し不安だった」。命拾いの運を、赤土最高の成績につなげた。

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