大坂なおみ、9度目の全仏で初めての16強入り


5月30日、「全仏オープン」(フランス・パリ)女子シングルス3回戦が行われ、第16シードの大坂なおみ(フリー/世界ランク16位)は、第17シードのイバ・ヨビッチ(アメリカ/同17位)を2時間58分の激闘の末に7-6(5), 6-7(3), 6-4で下し、自身初のベスト16進出を果たした。

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クレーコートシーズンでは、WTA1000マドリードとローマでいずれもベスト16に進出。
順調に試合数を重ね、3年連続9度目の全仏オープンを迎えた28歳の大坂は、1回戦でローラ・シゲムンド(ドイツ/同47位)を6-3, 7-6(3)、2回戦でパリ五輪銀メダリストのドナ・ベキッチ(クロアチア/同72位)を7-6(1), 6-4で破り、3回戦へ駒を進めていた。

この日は、公式戦で対戦経験のない第17シードのヨビッチと対戦。昨季後半にツアー初優勝を飾り、今年の全豪オープンではベスト8入りを果たした18歳について、大坂は試合前に「全豪オープンでのプレーを少し観たが、本当に上手い選手」と警戒感を示していた。

試合序盤は互いにサービスキープが続いたものの、第5ゲームでヨビッチがコンパクトなスイングから伸びのあるショットを放ち、大坂にプレッシャーをかける。これに大坂はミスを重ねてブレークを許した。しかし、すぐさまブレークバックに成功すると、次第にショットの精度も向上。タイブレークでは先に2度のミニブレークに成功して5-2とリードを広げ、1本返されたものの、そのまま7-6(5)で第1セットを先取した。

第2セットも序盤に互いがブレークを奪い合う拮抗した展開となる。高い集中力を維持した大坂は、強烈なサーブを武器に相手へチャンスを与えない。リターンゲームでも深いショットで主導権を握ろうとしたが、わずかにラインを割る場面が続き、ブレークには至らず。勝負は再びタイブレークにもつれ込んだが、堅実なプレーを続けるヨビッチを前にミスが出てしまい、6-7(3)でセットカウントをタイに戻された。

運命のファイナルセットは、互いに一歩も譲らずブレークポイントすら与えないまま終盤へ突入する。
大坂のサーブとストロークの威力は試合開始から3時間近くが経過しても衰えることなく、最後までヨビッチを苦しめた。そして5-4で迎えた第10ゲーム、ヨビッチにアンフォーストエラーが重なったところを見逃さず、大坂が値千金のブレークに成功。9度目の全仏オープンで初めてのベスト16進出を決めた。

4回戦では、第1シードのアリーナ・サバレンカ(同1位)とダリア・カサトキナ(オーストラリア/同53位)の勝者と対戦する。
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