◆第93回日本ダービー・G1(5月31日、東京競馬場・芝2400メートル、良)

 フルゲートが18頭になった1992年以降で、02年の藤沢和雄元調教師以来2人目の管理馬4頭出しとなった上原佑紀厩舎は、武豊騎手とのコンビで青葉賞からの2連勝を狙ったゴーイントゥスカイの4着が最高だった。

 23年に生まれたサラブレットは7944頭。

この舞台に立つだけでも名誉なことだが、4頭の布陣で臨んだ上原佑調教師に満足した表情は全くなかった。第一声で「残念ですね…」とぽつり。その後は各馬のレースぶりを振り返った。

 ゴーイントゥスカイは「ゲートがあまり良くなくて、豊さんの判断でためてくれました。最後の脚は良かったですが、現状では切れ負けしました」。8着のライヒスアドラーは「勝ちに行った競馬をしたけど、距離が結果的に影響したかもしれません」。12着フォルテアンジェロは「調教では見せていなかったけどゲートが…。雰囲気にのまれたかもしれないです。ジョッキーは色々とやってくれましたが…」。16着のグリーンエナジーは「条件は悪くなかったですが、最後に力尽きました。本調子ではなかったのかもしれません」と、悔しそうにそれぞれを分析した。

 「36歳4カ月3日」の歴代5位の年少勝利を狙った平成生まれのトレーナー。

競馬の祭典を「盛り上がりが特別なレース。反省点は多いですが、ゴーイントゥスカイをはじめ、4頭が頑張ってくれました。これからがある馬たちなので、次に向かってやっていくしかないです」と今後の巻き返しを誓った。理想の結果とはならなかったが、ダービーの歴史と記憶に刻まれる存在感を示した。

編集部おすすめ