◆米大リーグ Rソックス―オリオールズ(3日、米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)

 右手首の負傷で負傷者リスト入りしたレッドソックスのロマン・アンソニー外野手の復帰が、再び不透明となった。3日(日本時間4日)、本拠でのオリオールズ戦の試合前にメディアに対応したトレーシー暫定監督は「きょうもスイングはしていない」と、バットを振らない調整が6日目になったことを明かした。

 「選手がどう感じるか次第です。日々様子をみながら確認するしかない。少し良くなってもまた後退する感じなので、具体的な復帰までの予定はありません。彼が、健康だと感じるまで急がせることはできません」とトレーシー監督。5月5日にIL(負傷者リスト)入りし、約1か月に及ぶ離脱で24試合を欠場した左翼手の復帰の目処は立たず、長期間の可能性も出てきた。

 5月7日(同8日)の本拠でのレイズ戦で負傷したアンソニーを巡る状況は、二転、三転している。球団は右手首の捻挫と発表。手の専門医の診断後、本人は「右の薬指の靭帯の捻挫で深刻なものではない」とし、コルチゾン注射を受け、25日(同26日)から素振りを再開したが、28日(同29日)に置きティーに移行して痛みを訴えて以来、バットを振っていない。

 その後、ポッドキャスト番組で本人が「薬指靭帯の部分断絶」と明かし、より重症だったことが発覚した。一方、球団は、部分断裂は捻挫の広義に含まれると説明。トレーシー監督によると現在は電気治療などを行い、打つ以外の動作は投げることも含め、全て可能な状態だ。

 有望株として期待の大きいアンソニーの動向は、同じ左打ちで左翼の守備位置が被る吉田正尚外野手の起用にも大きく影響する。

主にDHで右投手先発の試合で先発している吉田の出場機会は、離脱が長引けば長引く程、増える構図だからだ。予想外に長期化したアンソニーの離脱。吉田は、出場チャンスをしっかりとモノにして、アピールを続けたいところだ。

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