俳優の間宮祥太朗が7日、東京・渋谷のPARCO劇場で開幕した舞台「カッコーの巣の上で」(演出・松尾スズキ)の初日前に取材会を行った。

 米国人作家ケン・キージーの同名小説が原作。

1960年代の精神科病院を舞台に起こる人間模様が描かれ、75年にはジャック・ニコルソン主演で映画化。63年にブロードウェーで舞台化され、日本でも上演されてきた不朽の名作を松尾氏が初めて演出する。

 主人公のマクマーフィーを演じる間宮は「過去にたくさん作品になっていて、そこに携われるということはありがたいし、誇りではあります」と引き締まった表情。「でも、松尾さんが『カッコー』を演出するのは、それは絶対面白いなっていう風に思ったので、そういう意味では期待と自信を持ってこの作品に挑めてるんじゃないか」と手応え。稽古中はキャスト陣でカードゲームをするなどして絆を深めたという。

 江口は「私は何年か前、どのカンパニーとは言わないんですけれども、舞台で『カッコーの巣の上で』を見ました。とても面白かったんですけれども、私たちがやっている方がすごく面白い。本当に思ってます」と自画自賛。「前に見たやつも面白かったんですけど、これは本当に音楽も舞台美術もいいし、とにかく衣装もいいし、役者の皆さんも面白い。やればやるだけまた新たなことを見つけていって、どんどん面白くなっていくだろうなという感じがしている」と太鼓判を押した。

 松尾氏はかねて原作のファンで「人間って自由に生きたいというのが当たり前の考え方なんですけど、意外とちゃんと自由に生きようとすると不幸になるという。そういう悲劇的な物語が非常にエンターテインメントとして優れている。

ひとりひとりのキャラが立って描かれている部分も好きで前々から舞台にしたかった」とコメント。「僕も世界中の『カッコー』を見たりしているけど、世界のどれよりも面白い。英語だから分からないんですけど」と笑わせつつ「自信が湧きました」と語った。

 坂東龍汰皆川猿時らが共演。公演は29日まで同所で行ったのち、7月から愛媛、大阪、北九州、仙台を巡演する。

編集部おすすめ