各地で酷暑が続いている photo/Getty Images
冬開催がスタンダードとなるか
2026年に開催が予定されている北中米ワールドカップ。カナダ、メキシコ、アメリカの共同開催であり、参加国数はカタール大会から16か国増えた、計48か国がタイトルを争うことになる。
開催まで2年を切った北中米W杯だが、早くも懸念点が浮上している。それは開催国であるアメリカの夏の天候である。
この夏アメリカではマンチェスター・シティやマンチェスター・ユナイテッドをはじめとした多くのビッグクラブが集結し、プレシーズンマッチを戦っている。
プレミアリーグ4連覇を成し遂げたシティはここまでセルティック、ミラン、バルセロナ、チェルシーの4チームと対戦。オーランドで行われたバルセロナとの一戦では悪天候により、キックオフが遅れている。同じくフロリダ州で行われたウルブズとウェストハムの試合でも悪天候により、2時間以上の遅延が見られた。
アルゼンチンの優勝で幕を閉じたコパ・アメリカ2024では開催国アメリカの酷暑が選手たちを苦しめた。
ウルグアイ代表のロナルド・アラウホは初戦のパナマ戦では、前半45分をプレイしたのみでベンチに下がっている。英『The Athletic』によると、前半を終えたタイミングで目まい・脱水の症状が見られ、ドクターストップがかかっていたようだ。
試合時間を遅らせることが一つの解決策となりそうだが、次回のW杯から参加国が増えるため、スケジューリングはより困難を極めるだろう。
カタールW杯は使用された全8スタジアムで空調が完備されており、選手のコンディション面は問題なかった。ただ空調が効きすぎており、サポーターからは「寒すぎる」といった声が挙がっていたが、暑すぎるよりはマシである。

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