SV.LEAGUE 大河正明チェアマン
インタビュー 前編
大河正明(67歳)は、世界最高峰のバレーボールリーグを標榜した「大同生命SV.LEAGUE(以下、SVリーグ)」を誕生させた。
2024-25シーズン、日本バレーボール界が新たな扉を開けた。
「最初は8億円だった収益を、1年ごとに10億、11.5億円と増やす"さもありなん"の積み上げ方式が議論されていたんですが......」
大河はそう言って、事業が急成長した"カラクリ"を説明した。
「当初の事業計画であるV.LEAGUE REBORNでは、目標を収益20億円にしました。『できるの?』と思われていたでしょうね。だからこそ、ことあるごとに『世界最高峰リーグ』と言い、『夢のアリーナの実現』(Bリーグ開幕時にミッションの一つとして掲げて成功した成長戦略。アリーナを単なる試合会場ではなく、地域に根ざし、エンタメと収益性を両立させ、まちづくりの核とする)と発信してきました。
結果、大同生命さんのような核となるパートナーが決まり、開幕戦は地上波で放送され、『J SPORTS』が放送配信してくれることになりました。高い目標のメッセージを繰り返すと、周囲も"そうなるかな"って思うところがある。経営の意味で、その感覚は大事ですね」
そして、目標をはるかに超える36億円という数字を叩き出した。
大河チェアマンはSVリーグをどう誕生させ、いかに輝かせ、どこへ導いていくのか。
【次々と新たなキャリアに挑む理由】
――大河さんは52歳で三菱銀行(現在の三菱UFJ銀行)を退職し、プロスポーツビジネスの世界に打って出て、大きな成功を収めています。Jリーグの改革に着手し、Bリーグで辣腕をふるい、SVリーグを立ち上げと、そのエネルギッシュな活動の衝動はどこにあるんでしょうか?
「30歳の時、夜中に胸が痛くなり、冷や汗をかいて手足が冷たくなるほどになって。30分くらいで治ったので、翌朝ゴルフに行ったんですが、病院に行っても原因がわからず......。その後も何度か同じことがあったんですけど、(1992年の)バルセロナ五輪の開会式をテレビで見ようと思ったら、耐えられない痛さで初めて救急車を呼びました。
あらためて精密検査を受けたら『冠動脈スパズム』で、明け方など静かな時にけいれんを起こす症状でした。痛みで大事な会議に出られないことが続き、『病気をする部下はいらない』という時代でしたから、忸怩(じくじ)たる思いを抱えていましたね。
症状は2015年で治まって、45歳を最後に再発していないんですが、不完全燃焼だったんです。50歳を過ぎて、この先のキャリアがなんとなく見えてきて。やり残したことがある気がして、1995年から97年まで2年間、出向したJリーグから『一緒にやろう』と何度か誘ってもらっていたので、お世話になることにしました」
――プロスポーツ各界で瞠目(どうもく)すべき成功を収めていますね。
「スポーツは好きでしたからね。Jリーグに出向した際、『こんなに人を感動させられる仕事はない』って思いました。そのなかで、選手は金銭的に恵まれているのか、働く条件はどうか、といったことを考えるようになって。
――マネジメントにおいては、銀行員の経験がどんなアドバンテージになりましたか?
「私は企画部で5年ほど働いたことがあるんですが、そこでの組織づくりは役に立ちましたね。銀行では、財務諸表、法律、税務を身につけていくんですが、組織を立ち上げるには企画力が必要です。日本のスポーツ界で何ができて、できていないかを見直した時、『ガバナンスが弱い』と思いました。逆に言えば、そこを改善できたら大きな産業になるだろうと」
【Jリーグ、Bリーグを経てバレーボールの世界へ】
――Jリーグでの改革では、大河さんが行なったクラブライセンス制度(サッカークラブがリーグに参加するための資格を審査する)は特筆に値しますね。
「ドラマ『半沢直樹』(TBS)の世界でも描かれていましたが、銀行は本部の臨店担当が業績の悪い支店をどう立て直すか、をやるわけです。それと、集客が悪く財務がよくないクラブの再建をリーグがサポートする、ということは重なりますよね。
もうひとつ、融資や審査のところでは、たとえば支店が貸したい案件があって、本部に稟議書を出すわけですが、本部は『ここを詰めてください』『ここはどうなっていますか?』と宿題を出し、支店がそれに答え、合格すれば融資がOKとなる。審査、融資目線で支店とキャッチボールするのは、クラブライセンスそのものでした。
再生が必要なクラブも、想像する以上にステークホルダー(企業が経営をするうえで、直接・間接的に影響を受ける利害関係者)は多い。どこをどうすれば立て直せるか、そこは力の発揮しどころですね。どういう人がチームに価値を感じ、"ホワイトナイト"になってくれるか。地域に根差したスポーツというところでは行政もカギとなります。
――Jリーグ、Bリーグと川淵三郎(元Jリーグ初代チェアマン、元日本バスケットボール協会会長)の懐刀、参謀のように活躍されました。
「37、38歳の頃、Jリーグに出向していた時、川淵さんとほかの役員のミーティングをセッティングするのが私の役目でした。ざっくばらんな話し合いなんですが、それぞれ個性の強い方々をどう取り持つか、大変でしたね(笑)。川淵さんは財務、税務、会計、法律などの感覚がある方なので、それらをないがしろにしちゃダメというのがわかっていて、当時から重宝してもらえました。
私が中高でバスケットをしていたのを川淵さんは知らなかったそうですが、2015年2月にBリーグを立ち上げることになり、規約、定款、ライセンスなどが必要で、『力を貸してくれ』と言われました。ただ、半年後にふたつのリーグをひとつにして、1部、2部、3部と作るのは『無理です』と言ったんですが、どうしてもやって欲しいと。やるといったらやる方なので、再度、電話がかかってきた際にお引き受けしました」
―それでBリーグが始まり、今やプロスポーツとして軌道に乗っています。次にバレー界からも声がかかり、びわこ成蹊スポーツ大学の学長も務めながら、SVリーグを新たに作り上げました。
「2022年9月30日に(副会長を)お引き受けしました。『バレーもプロ化しないといけない』と思いましたね。メジャーなプロスポーツでは、ホーム&アウエー形式が原理原則です。日本では野球、サッカー、バスケ、そしてバレーが主要スポーツで、同じ形でやるべきなんですが、バレーはVリーグ時代、Jリーグ開幕の翌年にプロ化宣言をしたものの、結局は諦めている。
(中編:SVリーグの「主役」たちへの感謝を大河正明チェアマンが語る 外国籍選手の枠拡大はリーグ強化へのメッセージ>>)
<プロフィール>
大河正明(おおかわ・まさあき)
1958年5月31日生まれ、京都府出身。銀行員時代にJリーグへ出向した経緯があり、退職後にJリーグへ入社。常務理事を務め、クラブライセンス制度の導入などに携わる。その後、Bリーグのチェアマンや日本バスケットボール協会の専務理事・事務総長などを務めた。2020年からびわこ成蹊スポーツ大学の副学長、学長を務め、2022年9月にVリーグの副会長に就任し、新リーグ構想に着手。2024年7月、SVリーグチェアマンに就任した。



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