海南省の林業科学研究院の研究者がこのほど、同省海口市の火山溶岩地帯の湿地で、海南島固有の希少なサトイモ科植物「海南千年健」(学名:Homalomena hainanensis H. Li)が自生していることを確認しました。この植物は野生では約90年間確認されておらず、海口市における生育状況や個体群の状況、分布についても、これまで記録がありませんでした。
今回の調査では、個体や花、茎、葉の写真を撮影するとともに、生育状況も記録されました。研究者は、これらの成果が「海南千年健」の分類上の位置付けを明らかにするとともに、生育環境や生活習性、個体群の状況を把握するうえで重要な意義を持つとしています。
専門家は、今回の発見について、海口市の火山溶岩湿地における独特な植生を明らかにしただけでなく、海南省が近年進めてきた生物多様性保全の成果を示すものだとしています。今後は、火山溶岩湿地の植物多様性に関する調査とモニタリングを継続するとともに、関連する植物資源の収集や生息域外保全を進め、海口市の湿地における生物多様性の保全・回復に向けた理論的な裏付けや技術的な知見を提供する方針です。(提供/CGTN Japanese)











