中国メディアの南方都市報は20日、失業した男性が飢餓状態に陥り、急性腎不全になったと報じた。
浙江大学医学院附属第一医院によると、30歳の楊(ヤン)さんは失業し、ネットローンを抱えるなど経済的に困窮。
21日目、腹部にけいれん性の痛み、めまい、全身の脱力、歩行困難などの症状が現れ、自宅で転倒して起き上がれなくなった。楊さんは救急車で深セン市内の病院に搬送され、急性腎不全と診断された。
楊さんは両親の実家である江西省で治療を続けていたが、3回の血液透析を受けた後、両目に異常をきたし、ぼんやりとした光しか見えなくなった。その後、浙江大学医学院附属第一医院に転院。そこで医師は、見逃されていた「ウェルニッケ脳症」というビタミンB1の著しい欠乏によって引き起こされる急性の神経系疾患を発見した。
楊さんは20日間にわたって極度の飢餓状態にあり、さらに複数回の血液透析によってビタミンB1の排出が進んだことで、脳内の眼球運動や平衡感覚、認知機能をつかさどる部位が選択的に損傷し、視力障害を引き起こしたという。
楊さんはビタミンB1を投与され、翌日には目で光を感じられるようになった。その後の治療で腎機能も回復し、血液透析に頼る必要もなくなったという。
医師は、長期間の飢餓状態の後に突然食事を取ることや、アルコール依存、長期間の嘔吐などによってもビタミンB1が欠乏する可能性があり、重症化すると不可逆的な脳損傷につながることがあると注意を呼び掛けている。
中国のSNS・微博(ウェイボー)では関連ワードがトレンド1位に。ネットユーザーからは「悲惨。











