2026年8月21日、中国メディア・環球時報は、中国製造業における今後の競争優位性は低コストではなく「不確実性の低減」にあるとする、米誌「グローバル・トレード」ウェブサイトの18日付記事を紹介した。

記事は、中国製造業が密集した産業集積や成熟したインフラ、迅速な生産対応力、大規模な製造能力を備えており、海外企業が新製品の開発や部品調達、生産ラインの構築などを進める上で依然として不可欠な最有力拠点であり続けていると伝えた。

また、国際調達市場においてバイヤーの関心が単価の安さだけでなく、ロットごとの品質の安定性や生産進ちょくの可視化、納期の予測可能性へとシフトしていると指摘。成熟した調達組織においては、わずかなトラブルによる損失が初期のコスト削減分を容易に相殺してしまうため、単価が最も安いサプライヤーではなく、全体リスクが最も低いサプライヤーが選ばれる力学が働いていると解説した。

さらに、求められる競争力が単に「製品を作れる能力」から、「異なるロットや担当者、時期であっても一貫した水準で納品し続けられる信頼性ある納品能力」へと変化しているとも論じた。

記事はその上で、今後の輸出競争力を左右するのは工場単体の生産力にとどまらず、サプライヤー監査やプロジェクト管理、技術対話、契約・品質管理、データ統合システムといった「サービスインフラ」であると強調。その上で、価格は商談を始める契機に過ぎず、不確実性を極小化して顧客の不安を取り除くことこそが、長期的な協力関係の継続を決定づけると伝えた。(編集・翻訳/川尻)

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