2026年9月2日、人気漫画「聖闘士星矢」の作者として知られる車田正美氏が横領被害に遭ったことについて、中国のネットユーザーからさまざまな反応が集まっている。

車田氏によると、自身が代表を務める車田プロダクションなど3社は18~24年に元取締役による総額約46億8000万円の横領被害に遭った。

これまでに約18億円は返済されたものの、残る損害が補填されていないことから、今月2日付で約28億9000万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。

訴状によると、元取締役はマネジャーとして経理や契約交渉など会社の事務全般を統括していた立場を利用し、車田氏側の口座から自身が実質的に支配する複数の別会社へ無断で資金を送金したほか、本来会社が受け取るべきライセンス料を自身の会社へ振り込ませるなどしていたという。

車田氏は記者会見で、事件発覚当時、会社の預金残高がほとんど残っていなかったことを明かし、「アニメや漫画の世界で悪い人間は見たことがない。本当に信じられなかった」と当時の心境を語ったという。

これに対し、中国のネットユーザーからは「なんでアニメ業界にも悪い人がいるんだよ」「日本で有名な野球選手の元通訳の事件を思い出した」などと驚く声や、「まるで教皇シオンが双子座(ジェミニ)のサガに裏切られた時みたいだ…」と「聖闘士星矢」になぞらえて裏切りを嘆くコメントが寄せられた。

また、「本当に気の毒だ」「あまりにもかわいそう」「あまりにもつらい…。本人の前ではいい顔をして、裏ではずっと騙していたなんて。車田先生は身近な人たちがずっとこんなだったと知ってしまって、これからまた誰かを信じられるんだろうか…。価値観が壊れるレベルの裏切りだよ」などと、車田氏に同情する声も相次いだ。

さらに、「おそらく本人は高額な支払いや送金を把握していなかったし、承認もしていなかったんじゃないかな。出納と経理は本来きちんと分けるものだから」「個人経営の社長って管理を分かってない人も多いよね。経理を1人だけに任せちゃダメだよ。

帳簿担当と出納担当は必ず分けて、最低でも2人でお互いをチェックできるようにしないと。人を信用しすぎたんだろうね」と、経理体制の見直しが必要だとの指摘も見られた。(翻訳・編集/岩田)

編集部おすすめ