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お中元、どんなものが喜ばれる?

       
先日、コネタで「カタログギフト」についてお伝えしたが、7月は多くの人がギフトを贈りあうシーズン、「お中元」の季節。
デパートはもちろんインターネット通販もお中元の文字が飛び交っている。
日本には季節ごとの挨拶があり、お中元もそのひとつだ。
この風習は古代中国の道教の年中行事までさかのぼることができるが、現代のようにお世話になった方に感謝のしるしとして品物を送るようになったのはいつ頃からなのだろう。

そこで、1611年創業の「呉服小間物商いとう呉服店」から歴史が始まる日本で最も歴史のある百貨店、松坂屋本店にお中元について話を聞いてみた。
「松坂屋は名古屋で明治43年に日本橋三越に次いで2番目に呉服店から百貨店化しました。この当時からお中元は始めています。明治43年の記録には、『7月2日から中元売り出しを挙行せり』とあります。さらに古い資料を見てみますと、呉服店時代ですが明治35年の売り上げ記録には、7月に『中元売り上げ』というのが記されています。これから推察すると、江戸時代の呉服店の時からもう中元のセールは行っていたようです」と松坂屋本社の菊池さん。

現在の松坂屋の「お中元・売れ筋ベスト5」を見てみると、
1位 グルメ直行便 サファイアコース(税込5,250円)
2位 グルメ直行便 ルビーコース(税込10,500円)
3位 鈴波(粕漬の詰め合わせセット)(税込5,250円)
4位 ビールファミリー(税込3,150円)
5位 ヨックモック サンクデリス(税込3,150円)

とすべて食料関連の品物になっている。では、昔もそうだったのだろうか?

「いや、以前は何でもありだったようです。昭和9年の社内報には売れているものとして、家庭用品、タオル用品とあります。えっと、食料品については、『食料品は配達の時、形が崩れず日持ちのする缶詰、海苔、砂糖、素麺を』とあります。今のように食料品が多く贈られるようになるのは昭和30年代以降のようです」

昭和9年の時点ですでにデパートのお中元配送が始まっていたとは知りませんでした。

大正時代創刊の婦人雑誌「主婦の友」を見てみると、戦前からお中元の特集記事は組まれている。
昭和5年には「気の利いた御中元の贈答品」と題され、アルミ製の麦茶冷やし、赤ちゃん用の蚊帳、浴衣地(浴衣の反物)、陶器製のタバコセット、アイスクリーム入れなんていうのもある。時代を感じさせてくれます。昭和40年代には、「いただいて嬉しかったもの」という読者の投稿記事には、ゲタ、下着、コカコーラのホームサイズ、孫の肩もみ券といった微笑ましいものも。
何でもありだった時代のお中元、みなさん品物選びは苦労しながらも楽しんでいたようです。お中元を贈るということの原点にあるのは「感謝の気持ち」。どうやらこれにつきるようです。

ちなみにお中元は7月初めから中頃までの期間内に贈ることが一般的だそうです。
(*地域によっては8月の初めから中頃までと時期が異なる場合もあります)
そして、お中元をいただいたらお礼のご挨拶は忘れずに。
(こや)
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2007年6月30日のコネタ記事

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