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「国選弁護士」「私選弁護士」、その違いは?

       
三浦和義容疑者が逮捕されたニュースで、このところよく耳にする「国選弁護士(人)」と「私選弁護士(人)」。

報道では、国選と私選のどちらをつけるか尋ねられ、国選弁護士を選んだが、「資産を調べたところ、その必要はない」として、結局、私選弁護士をつけるよう言われたとされている。
でも、そもそも「国選弁護士」と「私選弁護士」ってどう違うのか。お金さえなんとかなるなら、私選弁護士を頼んだほうが、一生懸命に動いてくれそうなイメージもあるけど……。

ある弁護士によると、
「一般的に私選弁護士のほうがよく働いてくれるとはいいますが、国選でもよく働く人はいるし、私選でもあまり熱心に働かない人もいる。一概には言えませんよ」
とのこと。
大きな違いとしては、「起訴される前と後での扱いの違い」だという。
「裁判になった後は、一定の重大な事件だと、お金のあるなしにかかわらず弁護士をつけなきゃいけないことになっています。そのとき、本人が私選を選ばない以上、『お金を持ってない』というと、国選をつけざるを得ないんです」
「一定の重大事件」とは、殺人罪や、刑法で○年以上の懲役と決まっている場合などだとか。

ところで、この「国選弁護士」という言葉、一般的になったのは、おそらく地下鉄サリン事件の松本智津夫被告のとき。誰も引き受ける弁護士がいない状況で、「国選弁護士」の横山弁護士がつけられたわけだが、
「その事件がきっかけではありませんが、時代的な変化で、起訴される前、捜査段階であっても、一定の重大事件では、国選をつけられることになってきました。『逮捕された人が、お金がないから私選を選べないのは問題がある。起訴前でも国選をつけられるようにしたほうが』となったんですよ」
とのこと。

今回の三浦和義容疑者の場合、「奥さんの年収」を聞かれ、「3万ドル」と答えたのが、「資産あり」とされた理由と新聞では報じられていたけど、「資産あり」とされるのって、一般的にはいくらくらいなんでしょう? 
「日本国内の基準では、50万円をいま持っているかどうか。これは現金を現在持ってるかどうかでなく、すぐ用意できるかどうかです」
となると、多くのケースで「国選」をつけられなくなりそうだけど……。
「いや、たいていついてますよ。資力の審査は、『貯蓄ありますか』と聞いて、『ありません』と言うと、国選がつけられるという流れ。基本的には、本人が言いっぱなしのことが多いんです。調べてる時間、ありませんから」

ところで、「国選弁護士」って、どうやって選ばれるんですか。
「通常、弁護士の名乗りでリストができていて、事件が起こると、裁判所から連絡がいくか、弁護士会に連絡がいってそのなかで決まるということが多いですね。国選弁護士にはランクがあるわけではないですが、みんなが嫌がる事件を好んでやる人もいて、そういう人に最初からアプローチするケースはあります」

ちなみに、国選弁護士の場合は、基本的に本人負担は0円だそうで、費用は全然違うのでした。
(田幸和歌子)

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2008年3月1日のコネタ記事

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