「素材の味を生かす」という言葉に弱い。例えば、それこそ刺身など。
そして、ココにも素材そのままを生かしたものが。「首都高速道路株式会社」が展開するリサイクルプロジェクトと、トートバッグの専門ブランド「ROOTOTE(ルートート)」が仕掛ける『HATARAKU TOTE(はたらくトート)』が大インパクトだから、是非とも皆さんに見ていただきたい。
もう、言葉はいらない。一目見ただけで、素材もコンセプトも丸わかり。なんてキャッチーなんだろう。
ちなみにこのバッグは、実際に首都高で使用された横断幕が再利用されているらしい。なんて、大胆な……。
そんな、最高に斬新過ぎるトートバッグを製作したきっかけを、まずは首都高に伺ってみた。
「横断幕はドライバーに工事情報や安全情報をお知らせする目的で、首都高で年間約800枚使用されております。しかし、その掲示情報には日付や場所などが入っているため転用が利かず、廃棄せざるを得ない状況でした。
まず考えた。横断幕の特性といえば、“軽量”と“高い耐久性”。それらを踏まえつつ、何に有効活用できるだろう? ジャケット、風呂敷、ブックカバー……。様々な案が出たものの、「実は、横断幕ってバッグに最適なんじゃないか?」という結論に着地。そうして、このバッグは生まれたという。
ネーミングについてだが、“旗”から生まれた“楽”しくて働き者のトートバッグだから『HATARAKU TOTE(はたらくトート)』。
働いた横断幕ならではの、大きな日本語表記や色彩のコントラスト、風雨にさらされてできたキズやシミなども、そのままの状態で完成させる。まさに、素材が生かされているじゃないですか!
そして、バッグは当然すべて1点ものとなる。
「デザインは使用する横断幕や、裁断する場所によってすべて異なります」(「ROOTOTE」担当者)
そんな、この『HATARAKU TOTE』は11月6日より店頭発売されているのだが、反響も続々と寄せられているそうで。
「『汚れ、キズなどのひとつひとつが“味”“魅力”になっている』、『デザインや配色が異なるので複数欲しくなる』といったご意見をいただいております。製品としての魅力とメッセージ性に、多くの共感と支持が得られたと考えています」(同上)
現在はROOTOTEの専門店「ルートート ギャラリー」の代官山店、品川プリンス店などで販売中。2月15日からは東急ハンズ渋谷店でも販売されるのだが、実際に購入するのはどんな人たち?
「20~40代の方が多く、お電話でのお問合わせは50~60代の方も多いようです。
タイプは3種類。グランデ(税込み6,090円)、ファーマーズ(税込み5,880円)は今も発売されており、メッセンジャー(税込み5,565円)は2011年1月以降の入荷が予定されている。
「ほかにも、使える素材はいろいろありそうです。首都高で利用され、その使命を終えた素材を、様々な製品として世の中に循環させていきたいと思います」(首都高・担当者)
と、単発では終わりそうもない“首都高リサイクルプロジェクト”。
進展があるようでしたら、引き続きリポートしていきたいと思います。
(寺西ジャジューカ)
シンプルだけど、非常に奥が深い。あの類に、あまりにも目がないのだ。
そして、ココにも素材そのままを生かしたものが。「首都高速道路株式会社」が展開するリサイクルプロジェクトと、トートバッグの専門ブランド「ROOTOTE(ルートート)」が仕掛ける『HATARAKU TOTE(はたらくトート)』が大インパクトだから、是非とも皆さんに見ていただきたい。
もう、言葉はいらない。一目見ただけで、素材もコンセプトも丸わかり。なんてキャッチーなんだろう。
ちなみにこのバッグは、実際に首都高で使用された横断幕が再利用されているらしい。なんて、大胆な……。
そんな、最高に斬新過ぎるトートバッグを製作したきっかけを、まずは首都高に伺ってみた。
「横断幕はドライバーに工事情報や安全情報をお知らせする目的で、首都高で年間約800枚使用されております。しかし、その掲示情報には日付や場所などが入っているため転用が利かず、廃棄せざるを得ない状況でした。
そこで、その素材を廃棄せずに有効活用できないかとの問題意識が生まれたんです」
まず考えた。横断幕の特性といえば、“軽量”と“高い耐久性”。それらを踏まえつつ、何に有効活用できるだろう? ジャケット、風呂敷、ブックカバー……。様々な案が出たものの、「実は、横断幕ってバッグに最適なんじゃないか?」という結論に着地。そうして、このバッグは生まれたという。
ネーミングについてだが、“旗”から生まれた“楽”しくて働き者のトートバッグだから『HATARAKU TOTE(はたらくトート)』。
働いた横断幕ならではの、大きな日本語表記や色彩のコントラスト、風雨にさらされてできたキズやシミなども、そのままの状態で完成させる。まさに、素材が生かされているじゃないですか!
そして、バッグは当然すべて1点ものとなる。
「デザインは使用する横断幕や、裁断する場所によってすべて異なります」(「ROOTOTE」担当者)
そんな、この『HATARAKU TOTE』は11月6日より店頭発売されているのだが、反響も続々と寄せられているそうで。
「『汚れ、キズなどのひとつひとつが“味”“魅力”になっている』、『デザインや配色が異なるので複数欲しくなる』といったご意見をいただいております。製品としての魅力とメッセージ性に、多くの共感と支持が得られたと考えています」(同上)
現在はROOTOTEの専門店「ルートート ギャラリー」の代官山店、品川プリンス店などで販売中。2月15日からは東急ハンズ渋谷店でも販売されるのだが、実際に購入するのはどんな人たち?
「20~40代の方が多く、お電話でのお問合わせは50~60代の方も多いようです。
また、この取り組みをご存じないお客様も、店頭で製品をご覧になりデザインを気に入っていただき購入に至っています」(同上)
タイプは3種類。グランデ(税込み6,090円)、ファーマーズ(税込み5,880円)は今も発売されており、メッセンジャー(税込み5,565円)は2011年1月以降の入荷が予定されている。
「ほかにも、使える素材はいろいろありそうです。首都高で利用され、その使命を終えた素材を、様々な製品として世の中に循環させていきたいと思います」(首都高・担当者)
と、単発では終わりそうもない“首都高リサイクルプロジェクト”。
進展があるようでしたら、引き続きリポートしていきたいと思います。
(寺西ジャジューカ)
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