「素材の味を生かす」という言葉に弱い。例えば、それこそ刺身など。シンプルだけど、非常に奥が深い。あの類に、あまりにも目がないのだ。

そして、ココにも素材そのままを生かしたものが。「首都高速道路株式会社」が展開するリサイクルプロジェクトと、トートバッグの専門ブランド「ROOTOTE(ルートート)」が仕掛ける『HATARAKU TOTE(はたらくトート)』が大インパクトだから、是非とも皆さんに見ていただきたい。

もう、言葉はいらない。一目見ただけで、素材もコンセプトも丸わかり。なんてキャッチーなんだろう。
ちなみにこのバッグは、実際に首都高で使用された横断幕が再利用されているらしい。なんて、大胆な……。

そんな、最高に斬新過ぎるトートバッグを製作したきっかけを、まずは首都高に伺ってみた。
「横断幕はドライバーに工事情報や安全情報をお知らせする目的で、首都高で年間約800枚使用されております。しかし、その掲示情報には日付や場所などが入っているため転用が利かず、廃棄せざるを得ない状況でした。そこで、その素材を廃棄せずに有効活用できないかとの問題意識が生まれたんです」
まず考えた。横断幕の特性といえば、“軽量”と“高い耐久性”。それらを踏まえつつ、何に有効活用できるだろう? ジャケット、風呂敷、ブックカバー……。様々な案が出たものの、「実は、横断幕ってバッグに最適なんじゃないか?」という結論に着地。そうして、このバッグは生まれたという。