『週刊野球太郎』で連載中の「野球芸人」も絶好調のナイツ・塙宣之に聞く、ネタ作りの裏側やコンビ結成秘話。後編は「M-1」や「THE MANZAI」といった賞レースと、普段の寄席や営業でかけるネタの違いに迫ります。
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《たまに演芸場に出ていないと、感覚が悪くなる》

─── ナイツの漫才スタイルに関してもお聞きしたいんですが……その前に、土屋さんは野球は詳しいんでしょうか?
 まあそんなに詳しくはないです。好きでも嫌いでもないというか、普通の男子ですね。
─── じゃあ、後輩というのもあって、野球漫才みたいのはもう塙さんがリードしてっていう。
 まあ、そうですね。野球漫才以外でも、とにかくいろんなパターンをやってきたんですけど、やっぱりこう、しっくり来るパターンとしてそれ(野球漫才)があったんですよね。苦手なことと得意なことっていうのは、漫才を5、6年もやっているとわかるようになるんですよ。
─── 得意なこと、というのは?
 僕が熱く語って喋る、というボケ。要は「コントに入らないボケ」っていうのが得意なんです。だから、みんなはよく「漫才コント」っていうのをやるじゃないですか。でも僕ら、漫才コントが全然ダメだったんですよ。だからこそ、色々試してきたっていうのはありましたね。
─── やっぱりそういう試行錯誤というのは、お客さんの数や層が限られる漫才協会の興行だからこそ、色々試しやすかったんでしょうか?

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「賞レースで勝てない芸人は内輪ネタしかやってない、それはネタじゃない「ナイツ」塙宣之に聞く2」の画像1 「賞レースで勝てない芸人は内輪ネタしかやってない、それはネタじゃない「ナイツ」塙宣之に聞く2」の画像2