総括2018:ついに完結、ドカベン・サーガ
オグマ:今年のランキングに行く前に、2018年の野球マンガ事情、特に連載終了した作品について改めておさらいしたいと思います。
ツクイ:まあ、『ドカベン』に尽きますよね。このインパクトがあまりにも大きくて。大団円といえば大団円で、NHKまでもがニュースで取りあげるという。

オグマ:1972年の連載開始から47年目のグランドフィナーレ、ということで「クローズアップ現代」も連載終了日に取りあげ、「報道ステーション」もニュースとして取りあげました。でも、ほとんどの人が「大甲子園」(1983〜87年)、「プロ野球編」(95〜2003年)までしか知らない、という認識も見えてきて、そこがちょっと切なかった。
ツクイ:「スーパースターズ編」(2004〜12年)、「ドリームトーナメント編」(2012〜18年)と、むしろそこからの方が長い旅路だったともいえるんですけど。
オグマ:結局、水島先生は描きたいものを描き切ったんでしょうか? 全水島キャラ集合といいながら、ついに「あぶさん」こと景浦安武は登場せず。
ツクイ:先日、『男どアホウ甲子園』を見ていたら、藤村甲子園とは対戦してるんですよね、あぶさん。