NEWS増田・KAT-TUN中丸が語ったメンバーが脱退するということ<柚月裕実のWeekly“J”>
イラスト/おうか

柚月裕実の「Weekly“J”」#28<5月9日〜5月16日>

増田貴久・中丸雄一のますまるらじお

アイドルファン歴25年超の筆者が一週間の出来事からトピックを紹介するこのコーナー。5月9日からの一週間より、印象的なトピックスをご紹介します。

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今週ピックアップするのは、KAT-TUN中丸雄一が加入して早1カ月が経過したラジオ番組『ますまるラジオ』(MBS)。
5月12日の放送回を振り返ります。

NEWSとKAT-TUNのメンバーが減っている件

『ますまるラジオ』5月12日の放送回では、中丸が「のんびりしていいんだな」と、番組の雰囲気が掴めてきたと語った。

NEWS増田貴久は「(「番組の)テンポ感みたいなのは、自分が聞いてて好きなラジオというか。夜だからそれくらいのテンションがいいじゃないですか」と、温度感が気に入っていると語れば、中丸は「最初はびっくりしましたけど、(番組が)まわってるのかな。リハーサルかな? って思いました」と率直な感想を述べ、増田と宮島咲良が大笑い。

放送時間帯を鑑みて、これくらいの温度感に“あえて”していると増田&宮島。中丸も「ガチャガチャテンポ良く、情報ばっかになると疲れちゃいますもんね」。
その言葉通り、平日のど真ん中、水曜の夜にほのぼの&クスっと笑えるトークが心地いい。

今回はリスナーからのお便りをきっかけに、増田と中丸の2人からちょっと意外な(?)エピソードが語られた。KAT-TUNの男性ファンからのお便りを宮島が紹介。KAT-TUNの15周年を祝う丁寧な言葉から始まり、「みなさまに一点、質問がございます」と本題へ。

「年齢を重ねることで大きく変わった価値観はございますでしょうか? 僕は今年で26歳になるのですが、昔と比べて食の好みが大きく変わったと感じております」と、昔は肉一択だったが、最近は焼き魚や刺身などをよく食べるようになったなど、具体例を挙げ、年齢と共に変化した価値観について質問が寄せられた。

あまりにも丁寧な文面に感激した様子の一同。
増田は「素敵に育ちましたね」と褒めていた。

宮島が「どうですか? 年齢を重ねて大きく変わった価値観」と改めて聞くと、中丸は「大きいテーマで言うならば、増田くんもそうですけど、グループのメンバーが減ってるじゃないですか。それを経験してね、やっぱ人の意思を尊重する、みたいな。これ、だいぶ変わりましたね」と切り出した。

これに増田は「たしかに」とした上で、「でも、KAT-TUNの減り方とNEWSの減り方考えたら、俺らの方がだいぶ減ってるからね」。続けて、「いろいろあったけど、いまここに居れてるっていうね、いまここに居る、居させてもらえる環境がやっぱ周りもそうだし、自分たちが変わってったんだよね」。


中丸も「若い頃って自分の考えはみんなそう思ってる、無意識的にそう思っちゃってたんですよ。『これが普通なのに、それは違うでしょ』がスタンダードだったんだけど、(価値観は)人と違うじゃないですか。そういう意味では一歩大人になりましたよ」。

これには増田も「一緒、俺も。全く一緒」と共感していた。

NEWS増田・KAT-TUN中丸が語ったメンバーが脱退するということ<柚月裕実のWeekly“J”>

これには続きがあり、増田は「男性のKAT-TUNファンの子からメールが来てるから、なんか増田もいいこと言いてぇなっていうのが、すごい出ちゃって……」と胸の内をぽろり。
中丸の「なんで煩悩でちゃったんですか(笑)」とのツッコミに、「ちょっとよく思われたい(笑)」と素直に明かしていた。

ファッションについてもトーク

ここで宮島が、少し方向性を変えてファッションについて掘り下げた。NEWSの衣装を手掛けるほか、雑誌『装苑』などのファッション誌に連載を持つ増田は、「昔から俺は、良いものや本当に好きなものだったら高くても……値段ではなくて作品として買ってるみたいな感覚が昔からあった」とコメント。

そして、300円のTシャツと8万円のTシャツを例に、それぞれに価値があり、それは、バッグならば物が入ればいい用途目的と、一つハイブランドのバッグを持っておきたい心理に近いなどと、独自の価値観を語った。

一方、ファッションに疎いという中丸。大谷翔平選手の試合を観に行ったときに、記念としてキャップを購入したと話した。
海外に行った際には、思い出も込みでキャップを買うことがあると明かすと、「それ普通の感覚だと思うけど……」と増田。「ファッションの話というより、パリに行ったらエッフェル塔のキーホルダー買ってくるみたいな、思い出の話でしょ?」と聞くと、中丸は「半分それ」とした上で、「僕もファッションエピソード出さなきゃと思って(笑)。それは違う?」とこちらも胸中を吐露。増田が「いいです、いいです、そういうのでファッションのポイントにしていくってことでしょ」とまとめた。

KAT-TUNファンを前に良いところをみせたかった増田。疎いジャンルでありながらも引き出しから近しいエピソードをピックアップした中丸。
リスナーを意識しつつ、お互いが寄り添うようにしてトークを展開していたのが微笑ましかった。

宮島からのトスを受け、増田と中丸の会話のラリーを受けて引き出されるエピソードは、単独ラジオとはまた違った展開に。ほのぼの、落ち着いた雰囲気でありながらも、聴きやすいテンポ、安心して身を委ねられる時間だ。

また、NEWSとKAT-TUNの楽曲が1曲ずつ聴けて、普段は自担の楽曲しか聞かないファンも、新たな楽曲に触れる機会になっているのではないだろうか。水曜深夜の『ますまるラジオ』、これからますます充実していきそうだ。



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Writer

柚月裕実


Web編集/ライター。ジャニヲタ。アイドルがサングラスを外しただけでも泣く涙腺ゆるめな30代。主にKAT-TUNとNEWSですが、もはや事務所担。

関連サイト
@hiromin2013