中国メディアの第一財経によると、中国の太陽光発電主要産業チェーンは2026年第1四半期(1~3月)も引き続き損失を計上し、上流の価格下落と需要低迷が業界に圧力をかけた。通威(トンウェイ)や隆基緑能科技(ロンジ)、TCL中環新能源科技など大手企業は10四半期連続で損失を計上した。

業界における「反内巻(過剰競争対策)」の複雑性は予想を上回るもので、需給バランスを逆転させる鍵は生産能力削減の効率化にある。

第1四半期の太陽光発電主要産業チェーン22社の営業収入は前年同期比11.67%減の958億5600万元(約2兆2046億8800万円)で、親会社株主に帰属する損失は105億5400万元(約2427億4200万円)となり、中国の太陽光発電産業における反内巻の複雑性と長期的な性質を反映した。

第1四半期の営業収入はトンウェイが同23.9%減、ロンジが同18.03%減。ロンジの営業収入は111億9200万元(約2574億1600万円)と20年第1四半期以降で最低を記録し、トンウェイの営業収入もこの5年で最低を記録した。トンウェイ、ロンジのほか、TCL中環新能源科技、晶科能源(ジンコソーラー)、晶澳科技(JAソーラー)の5社が10億元(約230億円)を超える損失を計上した。

中国国営新華社通信によると、工業情報化部、国家発展改革委員会、国家市場監督管理総局、国家エネルギー局は4月17日に太陽光発電産業座談会を開催。同産業の競争秩序規範化に向けた中国共産党中央委員会と国務院の活動配置の貫徹や、「内巻式」競争対策の重要性と緊急性の認識、「反内巻」活動の着実な推進を強調した。(翻訳・編集/柳川)

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