湖北省赤壁市の明や清の時代の古い町並みが残る「羊楼洞」は、チャイナドレスや中国の伝統衣装、民族衣装などを身にまとい、石畳を歩いたり、茶を飲んだり、写真を撮影したりする大勢の観光客でにぎわっていた。中国とロシアを結ぶ「万里の茶道」の源流として国内外で人気の羊楼洞では、「撮影旅行経済」が活況となり、新たな活力を放つようになっている。
地元の観光客である梅さんは、「以前は散策するだけだったが、今回は古い町並みに溶け込んで、写真撮影を楽しんでみた。今回は武漢市から来た友人を連れて、レトロな撮影旅行を体験するために来た。伝統衣装を着て石畳を歩くと、昔栄えていた茶市の鼓動が聞こえてくるかのようだ」とした。
湖北省咸寧市通城県出身の黄長江さんは、撮影旅行の商機に早くから目を付け、2022年に羊楼洞で1軒目となる撮影旅行の専門店をオープン。「以前は通城県で撮影旅行を取り扱っていて、とても素敵でいい写真が撮れるので赤壁市の羊楼洞に来ないかと、いつも言われていた」と振り返る。今では、民族風の写真をメインとした羊楼洞の店のほか、戦国時代の衣装を再現した戦国袍を着る写真をメインとした赤壁古戦場の店など、さまざまなテーマの店舗を5軒経営するようになった。長さ約1キロの羊楼洞には、黄さんの後を追うように撮影旅行の専門店がどんどん集まっており、今では20軒以上並んでいる。
赤壁市でメイクアップアーティストの仕事をして2年になるという雲南省出身の楊さんは、「初めて羊楼洞に着てすぐに気に入った。ちょっとした縁で撮影旅行店のオーナーと知り合い、ここでメークアップアーティストの仕事をすることになった。一番忙しい時は1日に20人以上のメイクを施す」と話す。
週末や祝祭日になると、羊楼洞は油紙傘をさしたり、扇子を手にして、伝統衣装を着た観光客でにぎわい、観光客が両側の歴史ある建物や茶館と「競演」して、昔にタイムスリップしたかのような雰囲気を作り出している。
赤壁市文化・観光局の杜承前副局長によると、「羊楼洞の撮影旅行産業が活況を呈しているのは、当市の茶と観光の融合発展を深く掘り起こす取り組みの縮図だ。豊富な茶文化資源を体験し、消費できる観光商品に変換することで、観光客の滞在時間が伸びたほか、千年以上の歴史を誇るこの街に消費の活力が注入されている」と話した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)











