6日前場の香港マーケットは、主要90銘柄で構成されるハンセン指数が前日比205.81ポイント(0.79%)高の26104.42ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が44.95ポイント(0.51%)高の8775.44ポイントと反発した。売買代金は1658億7260万香港ドルとなっている(5日前場は645億4410万香港ドル)。

 投資家のリスク回避スタンスがやや薄らぐ流れ。米イランの和平交渉が進むと期待されている。トランプ米大統領は5日、交渉で大きな進展があったとし、米軍の護衛による船舶の通過を支援する計画「プロジェクト・フリーダム」を一時的に中止することでイラン側と合意したと自身のSNSに投稿。それに先立ち、ルビオ米国務長官は5日、ホワイトハウスで記者団に対し、目的は達成したため、米国はイランに対する「攻撃的な」軍事作戦を終了したと発表した。原油高騰も一服。5日のNY商品取引所では、WTI原油先物が前日比3.9%安の102.27米ドル/バレルと反落し、日本時間6日の時間外取引では、一時100米ドルを割り込んで推移している。交渉の進展を見極めたいとして、朝方は上値の重い場面がみられたものの、指数は徐々に上げ幅を広げた。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が9.4%高、ガラス生産の信義玻璃HD(868/HK)が8.7%高、全国展開型デベロッパーの中国海外発展(688/HK)が4.9%高と上げが目立った。
 セクター別では、半導体が高い。SMICのほか、瀾起科技(6809/HK)が19.4%、兆易創新科技集団(3986/HK)が17.0%、華虹半導体(1347/HK)が12.6%ずつ上昇した。
 中国不動産セクターも物色される。中国海外発展のほか、中国金茂HD(817/HK)と越秀地産(123/HK)がそろって6.5%高、華潤置地(1109/HK)が4.5%高、龍湖集団HD(960/HK)が4.2%高で引けた。
当局の不動産支援策が引き続き支援材料。足もとでは、中国各地で新たな住宅支援策の導入が相次いでいる。
 空運セクターもしっかり。中国国際航空(753/HK)が2.2%高、国泰航空(293/HK)が1.8%高、中国東方航空(670/HK)と中国南方航空(1055/HK)がそろって1.5%高で前場取引を終えた。
 半面、石油セクターは安い。百勤油田服務(2178/HK)が4.6%、中海油田服務(2883/HK)が3.0%、中国海洋石油(883/HK)が2.7%、中石化石油工程技術服務(1033/HK)が2.5%ずつ下落した。
 自動車セクターもさえない。嵐図汽車科技(7489/HK)が3.3%安、理想汽車(2015/HK)と小鵬汽車(9868/HK)がそろって3.1%安、浙江零ホウ科技(9863/HK)が2.3%安と値を下げた。
 メーデー連休明けの本土マーケットは3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.27%高の4164.42ポイントで取引を終了した。ハイテクが高い。不動産、素材、軍需産業、空運、公益、医薬、自動車なども買われた。
半面、エネルギーは安い。銀行、食品飲料の一角も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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