投資家の慎重スタンスが強まる流れ。中東情勢や中国経済の動向が不透明だ。米イランの交渉担当者が暫定合意した戦闘終結に向けた覚書を巡っては、トランプ米大統領が複数の修正を求めたと米メディアが5月30日に報道。イランで対米交渉を担当するガリバフ国会議長は31日、イランの権利が確保されるまで合意することはないと強調している。
一方、5月31日に公表された5月中国景況感指数はまちまちの内容。製造業PMIが50.0と予想を下回り、2カ月続けて低下する半面、非製造業PMIは50.1と予想を上回り、景況判断の境目となる50を再び超えている。4月に発表された小売や不動産など主要な月次経済統計は、中国経済が急減速していることを示す内容だった。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、ハイテクの下げが目立つ。電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)と計算資源レンタル事業主力の江蘇利通電子(603629/SH)がそろって10.0%(ストップ)安、光ファイバーケーブルの飛光繊光纜(601869/SH)と半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)がそろって7.8%安で引けた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、プリント基板(PCB)大手の生益電子(688183/SH)が10.9%安。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は5.0%安と他の主要指数をアウトパフォームした。
医薬株も安い。
半面、銀行株はしっかり。南京銀行(601009/SH)が4.2%、中国農業銀行(601288/SH)が2.7%、上海銀行(601229/SH)が2.5%、交通銀行(601328/SH)が2.0%、成都銀行(601838/SH)が1.9%ずつ上昇した。資源・素材株、公益株、不動産株、海運株も買われている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.34ポイント(0.49%)高の277.16ポイント、深センB株指数が7.16ポイント(0.64%)高の1119.39ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











