5日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比30.05ポイント(0.74%)安の4027.74ポイントと続落した。4月15日以来、約1カ月半ぶりの安値水準に落ち込んでいる。

 米ハイテク株安が重しとなる流れ。昨夜の米株市場では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が2.2%安と6日ぶりに反落した。中国株マーケットでもこのところ、半導体などハイテク関連に買いが集まっていただけに、いったん利益を確定する動きが強まっている。また、中国では来週9日に5月の貿易統計、10日に5月の物価統計などが公表される予定。内容を見極めたいとするスタンスも買い手控えにつながった。
 ただ、指数は小高く推移する場面もみられている。中国経済の過度な景気不安が薄らいだほか、政策に対する期待感が継続していることも支えとなった。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテクの下げが目立つ。フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が7.8%、携帯端末ODM(相手先ブランドによる設計・生産)の華勤技術(603296/SH)が6.0%、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が5.7%、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が5.5%ずつ下落した。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、半導体製造装置大手の盛美半導体設備(上海)(688082/SH)が7.2%安。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は4.0%安と他の主要指数をアンダーパフォームした。
 発電や設備の電力株も急落。
華電能源(600726/SH)と大唐国際発電(601991/SH)がそろって10.0%(ストップ)安、北京京能電力(600578/SH)が9.6%安、中国西電電気(601179/SH)が3.7%安、東方電気(600875/SH)が2.8%安で引けた。資源・素材株、不動産株、消費株、自動車株なども売られている。
 半面、銀行・保険株はしっかり。中国銀行(601988/SH)が2.5%、中国工商銀行(601398/SH)が1.5%、中国農業銀行(601288/SH)が1.0%、中国人寿保険(601628/SH)が1.0%、新華人寿保険(601336/SH)が0.6%ずつ上昇した。海運株、通信ネットワーク株、メディア・娯楽株も買われている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.58ポイント(1.29%)安の274.52ポイント、深センB株指数が1.48ポイント(0.13%)高の1131.56ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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